これまでの裏方日記−箱根駅伝を支える学生たちが書いています−

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2017年11月06日
 第5回「11」森 菜々穂

 駅伝ひろばをご覧の皆さま、こんにちは! 常任幹事を務めております、早稲田大学2年の森菜々穂と申します。今年もこの日記を書く時期になり、いよいよ箱根駅伝が始まるのだと身が引き締まる思いです。

 突然ですが、「箱根駅伝」と聞くと、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。大手町でのスタート、たすきリレー、少しでも前へと走る選手の姿・・・様々な場面が思い出されるのではないかと思います。しかし私はそのような場面ではありません。「箱根駅伝」と聞いて最初にイメージするのは、「11」です。大手町でスタートの号砲が鳴り響いてから、最後のランナーがフィニッシュするまでの、約11時間のことです。テレビで見ている時には長く感じられた11時間も、初めて主催側に回った昨年度の私にとってはほとんど記憶に残らないくらいあっという間のものでした。不安、緊張、そして興奮で胸がいっぱいでした。このたった11時間が、選手や観客を熱くします。そしてこのたった11時間のために、ご協力いただく企業や審判員の方々、沿道やテレビの前の観客の方々、そして私たち学連幹事は熱くなります。11時間でこんなにも多くの人々を熱くさせることができるのが箱根駅伝の魅力なのだと思います。

 さて、私は現在、審判の委嘱を行なっています。審判委嘱とは、審判員の方々へ協力をお願いすることです。選手が安全に走ることのできるよう、中継所や沿道で規制をしてくださっている審判員の方々を皆さんも一度は見たことがあると思います。約1000名の審判員の方々に今年もご協力いただきます。審判委嘱をしてみて、当日にこんなにも多くの審判員の方々がいたことを初めて知りました。多くの人の協力があってこそ成り立つのだと実感するに止まっていた昨年の思いと比べ、今年はこのように多くの人に協力したいと思ってもらえるような大会を作っていこうと思うようになりました。2年生になり、少しは成長したということでしょうか。業務に慣れてはきましたが、初めて体験した時の不安や緊張、興奮を忘れず、また昨年よりも熱量を増して準備に取り組んで参りたいと思います。

 第94回大会まで残り2か月となりました。沿道から、テレビの前から、「11」時間どうか途切れることのない熱い声援をよろしくお願いいたします!