これまでの裏方日記−箱根駅伝を支える学生たちが書いています−

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2018年10月17日
 第3回「感謝と夢」八尾 あす香

学連日記をご覧の皆様、初めまして。関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、中央大学商学部1年の八尾あす香と申します。大学では、八王子にある自然豊かな広々としたキャンパスでマネジメントやマーケティングといった経営学の基礎を学んでいます。
良き校友にも恵まれ、とても充実した大学生活を送っています。

私は幼い頃からずっとテニスをしており、中学・高校と6年間テニス部に所属しておりました。そんな陸上競技とは無縁だった私が、箱根駅伝に関わりたいと思うようになったのは中学校3年生の時でした。
私の通っていた中学校は長年全国大会に連続出場を果たしていましたが、私がキャプテンだった3年生の時にその連続出場を途絶えさせてしまいました。周囲の期待を裏切ってしまった申し訳なさと一番大事な試合に負けてしまったという悔しさでいっぱいでした。現実を受け入れることができず、しばらく心に大きな穴が開いた状態でした。部活を辞めようかと悩んでいた時に、もう一度頑張ろうと思うきっかけを与えてくれたのが箱根駅伝でした。
支えてくれた家族、仲間、恩師、そしてチームのために1秒でも早くたすきを届けようと懸命に走るランナーの姿を見ていたら、自然と涙が出ていました。“走っているのはひとりだけど、ひとりだけじゃない”そんな風に感じました。“一瞬の喜びのために選手、マネージャー、スタッフを含めたチーム全員が日常の1分1秒をも無駄にせず、ひたむきに努力する…”箱根駅伝は私にチームのすばらしさを教えてくれました。アナウンサーの方が紹介されていた、ある監督の「駅伝で最も重要なのは走力ではない、心のつながりだ」という言葉が今でもとても印象に残っています。駅伝だけなく、すべてのチームスポーツにいえることだと私は思います。どんなに個々の力が高くても、チームとしての力が弱ければ勝つことは出来ない、いつの間にか忘れてしまっていた大事なことに気づかされました。
それまではただ何となくテレビで見ていましたが、このことをきっかけに箱根駅伝に恩返しをしたい、選手のために何かしたいと思うようになり、学連幹事として活動することを心に決めました。

私は箱根駅伝をきっかけにどんどん陸上競技の魅力に引き込まれていきました。陸上競技に関する本や陸上競技がモデルの小説、陸上競技に関する雑誌をとにかくたくさん読みました。過去のレース映像を何度も何度も繰り返し見るようになりました。地元で行われる大会があれば必ず見に行き、毎日、頭の中は陸上競技のことでいっぱいでした。そんな私が今、こうして憧れの関東学連で大好きな陸上競技に関わることができているのは私のわがままを聞いてくれた両親のおかげです。また両親だけでなく、祖母、地元の友人、頼りになる先輩方、困ったときに助けてくれる同期、多くの人に支えられ、今の私があります。支えてくださる周りの方々への感謝の気持ちと謙虚な姿勢を忘れずに日々の業務に励んでまいりたいと思います。

私には高校生のときに陸上競技の雑誌に掲載していただいたコメントの中で宣言した
夢があります。それは陸上競技を通して人々を笑顔にすることです。私自身、箱根駅伝での
選手の走りを見て、感動し、元気と勇気をもらいました。また、スポーツには人と人をつなぐ力があることを実感しました。この感動と喜びをもっと多くの方に味わっていただきたい、それが素直な想いです。箱根駅伝だけでなく、2020年東京オリンピックやその先に向けて、もっとたくさんの人に陸上競技の魅力を知っていただき、好きになってもらえるように…まずは4年間、学連幹事として精一杯業務に取り組んでまいりたいと思います。
拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。