これまでの裏方日記−箱根駅伝を支える学生たちが書いています−

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2012年01月01日
 第88回箱根駅伝学連日記ー第27回ースタート・フィニッシュ主任武藤 みかほ

 あけましておめでとうございます。
 関東学連で会計を務めております、日本女子体育大学4年の武藤みかほと申します。箱根駅伝当日は大手町と芦ノ湖スタート・フィニッシュの主任を担当します。
学連日記も鶴見・戸塚・平塚・小田原の主任からフィニッシュの私に襷が繋がれ、とうとう明日から箱根駅伝本番が始まります。1月1日は朝から大会の準備に追われ、お正月の気分は1月4日までお預けです。明日から2日間、学生幹事一同気合を入れて頑張りますので、箱根駅伝が無事に成功するよう応援よろしくお願い致します。
ここからは、スタート・フィニッシュ地点の紹介をします。
★スタート・フィニッシュの概要
 私たちは、4つの中継所とは違い、往路は1区の選手を大手町から送り出し、5区の選手を芦ノ湖で迎えます。復路も同様に6区の選手を芦ノ湖から送り出し、10区の選手を迎え入れます。大手町、芦ノ湖ともに多くの皆様に観戦に来ていただき、身動きがとれない程の観衆で埋めつくされます。復路の大手町では、サンケイビルの広場で様々なスポンサーのブースや、各大学の新聞部が趣向を凝らし作成した学生新聞が置けるスペースもあります。応援している大学の学生新聞があった場合は、ぜひ手に取ってみてください。芦ノ湖にもたくさんの方々に観戦に来ていただいておりますが、箱根町の方々にも協力していただき、安全の確保に努めております。大手町とは違い一段と寒いので箱根の山で応援される方は暖かくして観戦してください。
★スタート・フィニッシュの準備で力を入れたこと
 スタート・フィニッシュでは共催の読売新聞社の皆様のご協力なしでは成り立ちません。選手や観客の皆様の安全を守る警備員の手配、芦ノ湖の本部の手配、プレスの方の対応など、一言では言い切れないほどの準備を読売新聞社の方々と行います。私たちは学生なので、社会人の方と同じフィールドで作業をさせていただき、本当にいつも勉強させてもらっています。読売新聞社の皆様には本当に感謝しております。
また、箱根駅伝はとても多くの方に愛されていますが、一陸上競技大会として選手を優先し、観客の方には競技が見にくいと思われる場面もあると思います。私たちも常に最善の方法を考え準備に取り組んでおりますので、ご理解とご協力をお願い致します。
★スタート・フィニッシュの見どころ・観戦にあたっての注意
 1月2日大手町読売新聞旧東京本社(建て替え中)前で箱根駅伝のドラマの全ての始まりを見ることができます。スタート前の選手たちからは、何とも言えない緊張感がスタート地点いっぱいに漂います。大手町周辺では高層ビルの合間をぬい、集団で走る選手の姿は圧巻です。芦ノ湖では5区の選手のフィニッシュを見ることができます。過酷な箱根の山を登り切り、ただひたすらフィニッシュを目指して走る選手の姿は多くの人に感動をもたらし、多くのドラマが生まれる場所です。また、フィニッシュ地点では往路優勝校への表彰式も行われ、優勝校へのインタビューなどもあるので、ゆっくり選手たちの姿を見ることができます。
1月3日芦ノ湖スタート地点では、気温の低い中、芦ノ湖を背後に20チームが往路の成績順にスタートしていきます。往路1位の大学から順に時差スタートをし、1位がスタートしてから10分経つと、それ以降の大学は一斉スタートになります。そのため、見た目の順位とタイムの順位が異なるので注意が必要です。
箱根駅伝の最後を飾る大手町のフィニッシュでは、喜びや悔しさなど色々な選手の姿を見ることができます。20チームの戦いの全てが決まる大手町は様々な感情が入り混じり、独特の雰囲気で、その場に立つだけで鳥肌が立ちます。優勝校の選手やマネージャーは10区の選手を迎える際に校歌を歌います。テレビでもよく流れる風景を生で見られるのも魅力です。優勝争いももちろんですが、白熱したシード権争いも見どころの1つです。様々なドラマの結末を観に、大手町に足を運んでみてください。ですが、当日大手町・芦ノ湖共に、大変な混雑が予想されますので、譲り合いながら皆様が気持ちよく、選手のスタートとフィニッシュを見届けられるようにご協力お願い致します。

 箱根駅伝は今ではたくさんの方々に支えられる大きな大会となりました。私も大学1年生の4月から関東学生陸上競技連盟に携わってきましたが、毎年、箱根駅伝の時期になると大会の大きさを実感し、身が引き締まります。運営していて感じることは、箱根駅伝は『感謝の溢れる大会』だということです。この大会に出られるという重大さに、チームのスタッフや今までお世話になった先生、育ててくれた両親に感謝の気持ちを述べる選手は少なくありません。『走る』ことを通して、健康で生きてこれたことの幸せを実感しているからこそ、様々な感謝が心の底から湧いて出てきているのだと思います。
 それは選手だけでなく私たちも同じです。それは過去の学連日記を読んでいただくと、私たちも感謝の気持ちを持って取り組んでいることをご理解いただけると思います。私自身も中学から陸上を始め、高校では素晴らしい顧問の先生や助け合える仲間に出会い、ここまでくることができました。大学でも各大学のマネージャーや選手たちに支えられ、4年間を終えることができそうです。感謝、感謝の毎日です。そして約10年の陸上生活を支えてくれた家族には、本当に感謝しています。箱根駅伝は現在の学生幹事スタッフで臨む最後の大会です。1月3日に全チームが無事にフィニッシュするまで全力疾走したいと思います!
皆様、感謝の気持ちを持ち走る選手の応援をぜひよろしくお願い致します!