駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.91

第7回「選手と裏方」

小林祐也

 こんにちは。常任幹事を務めております、日本大学4年の小林祐也と申します。
 私が連盟に加わりたいと思ったのは、一昨年の関東インカレで審判をしたことがきっかけです。選手時代は考えたことがなかったのですが、選手が活躍している裏では想像もつかないほどの人が関わっていて、それだけの感謝すべき人がいるということに気付かされ、裏方としての仕事にやりがいや魅力を感じるようになりました。連盟では主に競技会の企画・運営をしています。ここで得た競技会運営の知識・仕様は、今年の7月に行われた六大学対校陸上競技大会を当番校として迎えた時に、ふんだんに活用することができました。平日は連盟の仕事があるため、グランドに出向き、選手のサポートやチーム運営をすることはできませんが、私を快く連盟に送り出してくれた陸上競技部には感謝しています。この気持ちは学生最後の競技会である箱根駅伝で返したいと思います。
 私は昨年に引き続き、小田原中継所を担当します。往路では最短区間の4区から難コースの5区へ、復路では6区の選手が箱根山中を一気に駆け下り、小さなアップダウンの続く7区へと襷をつなぎます。これからは準備で忙しくなりますが、選手たちがいて、私たちがいるということを忘れず、選手第一に考えて運営にあたりたいと思います。また、ご協力いただく方々、箱根駅伝を楽しみしてくださっている方々にも最高の大会だったと思ってもらえるように尽力し、箱根駅伝がもっと沢山の方に陸上競技に興味を持ってもらえるきっかけになればと思います。
 さて、長い歴史の中で数多くの名勝負、名場面を生み出してきた箱根駅伝も90回を迎えます。来年はどんな熱いレースに遭遇できるのでしょうか。私自身最後となる箱根駅伝は皆様と共に楽しみたいと思います。