駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.142

第18回「第92回大会を終えて」

武藤 泰斗

こんにちは、関東学生陸上競技連盟幹事長の武藤泰斗と申します。
第92回箱根駅伝そして学連幹事がリレーしてきた学連日記はいかがだったでしょうか。
 今大会は1区から青山学院大学が先頭に立ち、そのまま一度も先頭を譲らず、往路と復路を制し、総合優勝を果たしました。昨年は驚異的な記録が生まれましたが、今回は暑い気候の中でも各選手が力を発揮し、強い青山学院大学を感じることができました。
 大会運営として関わる4回目の箱根駅伝は大会総務を担当いたしました。当日は大会本部車に乗務し、審判長と共に各車両への指示を出すなど、大会統括に務めました。その往復217.1kmの中で命に走る選手の姿や必死に応援する観客の姿を見て、いままで準備をしてきた「第92回箱根駅伝」を実感することができました。また、全チームが無事にフィニッシュし、閉会式を終えた瞬間は感無量であり、言葉にできないものがこみ上げてきました。
 これまで準備してきたことは決して単純なものではなく、辛いことも多くありましたが、ご指導いただいた先生方、読売新聞社をはじめとする企業の方々、道路使用や交通規制等、多くのご指導をいただいた警視庁や神奈川県警察の方々、運営の協力をいただいた東京陸上競技協会・神奈川陸上競技協会の方々、お世話になっている地域の方々、補助員をだしていただいた加盟校の方々など、多大な支えがあり、無事に大会を終えることができました。関係する、すべての方々に感謝申し上げます。
 また、今回の大会で私を含む4年生は引退となります。私は10年間、陸上競技部員として生活し、競技、運営を通して様々なことを学んできました。特にこの4年間は大会の裏方として毎日のように学連事務所に通い、先輩、後輩、同期と共に苦楽をともに過ごしてきました。これまで選手として競技をする中では知りえなかった業務も多くありました。これからの生活の中でその様な裏方に目を向け、これからの生活に活かしていきたいと思います。
 最後にこの学連日記で92回大会での連載は終了します。箱根駅伝や関東学連の業務について少しでも知っていただけたのであれば、嬉しく思います。
 これからも箱根駅伝と関東学連をよろしくお願い致します。