駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.66

第88回箱根駅伝学連日記ー第26回ー小田原中継所主任 

佐藤 奈美

 小田原中継所主任を務めます日本女子体育大学健康スポーツ学専攻4年の佐藤奈美です。

 関東学連の事務所のドアを初めてノックしてから、もうすぐ4年が経とうしています。小学校2年生から競技をしていた私にとって、裏方として陸上競技に関わるというのは未知の世界で不安もありましたが、それと同時に新しいことに挑戦できるという、楽しみな気持ちでいっぱいでした。
私はこの箱根駅伝で引退となりますが、最後の大会ということで今まで以上のわくわくとドキドキで溢れています。毎日顔を合わせてきた大好きな仲間たちと一緒に過ごせる日も残りわずかとなりましたが、今までの思い出を最高なものにするために、残りわずかではありますが、全精力をつぎ込んで行きます!そして、選手に「最高だった!」と思っていただけるような環境作りに務めていきたいと思います。
そして全ての大学がフィニッシュした後に、閉会式会場で業務終えた仲間たちと再会します。この時はみんなで笑って、思いっきり嬉し泣きをしたいと思います!


 それでは中継所の紹介をさせていただきます。

★中継所の概要
 メガネスーパー本社前を中継所とする往路は小田原駅から歩いて約15分のところにあり、箱根駅伝の目玉といえる山上りの選手を間近で応援できることから、毎年多くの観客の方にお越しいただいております。
 復路では、鈴廣かまぼこ本店前に中継所を移し、平塚中継所へ向かう選手を送り出します。山を下り終えた選手たちが倒れ込むように中継所に飛び込んでくる姿はとても印象的です。

★中継所の準備で力を入れたこと
中継所周辺の方々や道路の管理をしていただている土木事務所の方々、地域の方々との話し合いを何度も重ねてきました。
『お正月と言えば箱根駅伝』。この裏には、本当にたくさんの方々の協力があって、この箱根駅伝が最高なものへと繋がっているのです。

★中継所の見どころ・観戦にあたっての注意点
 ここでの注目はやはり「山上り」です。これまでにたくさんの逆転ドラマが生まれてきました。箱根駅伝が3日後に迫った今、みなさんは誰が、どの大学が、山を制覇すると思いますか?そんな思いを胸に、ぜひとも小田原中継所にご注目ください。
88回大会ではどんなドラマが生まれるのか予想をしてみるのも、箱根駅伝を楽しむ方法の1つです。そして観光の名所でもある小田原市。選手の応援もしつつ、小田原市街地の雰囲気も楽しんでみてください。

 ‘たすきを助ける’重要な役割として、4年間の全てを、この「箱根駅伝」に捧げます。
みなさまも私たちと一緒に箱根駅伝を盛り上げていきましょう!!

 以上、小田原中継所主任の佐藤でした。次はスタートフィニッシュ主任の武藤に襷を繋げたいと思います。

 それでは良いお年を!