駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.226

第18回「猪突猛進」

長谷部 実紀

 駅伝ひろばをご覧の皆様、初めまして。関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、駒澤大学法学部政治学科1年の長谷部実紀と申します。大学では専攻が法学部ということもあり、日々、六法全書とにらめっこしながら過ごしております。また、第二外国語でスペイン語を履修しておりますので、高校まで習っていた英語とは勝手が違い、授業でもテストでも悪戦苦闘しております。

 私は、幼い頃から19年間何かしらのスポーツをしてきました。水泳から始まり、小学校4年生から始めたバスケットボールでは高校3年生まで選手としてコート内で活動しておりました。約8年間にもなるバスケットボール生活は今の私の生涯を語るには必要不可欠なものとなりました。始めた当初はルールもわからず「猪突猛進」しておりました。どちらの競技も5年以上続けたことでやっと人並み程度の知識を得ることができました。

 そして大学生になり、飛び込んだのは陸上競技という未知の世界でした。学連幹事として活動を始め、私はこれまで物品担当を務めてきました。各大会の必要物品をリストに挙げ、不足物品を発注するという傍から見れば地味にも思える業務ですが、大会運営には欠かせないものとなります。始めた当初はわからないことだらけで多くの方々にご迷惑をおかけしてしまうこともありましたが、次第に自分ひとりで行える業務が増え、やりがいを感じることが増えました。大学生活はたった4年間しかありませんが、その短い期間でこれまで以上に成長することができるよう、今できることに必死に食らいついていきたいと思います。

 私は当日、箱根駅伝の醍醐味ともいえる山へ向かう区間となる小田原中継所を担当いたします。選手にとって1年の集大成ともなるこの大会が無事に終わりますよう、皆様の熱い応援をよろしくお願いいたします。