駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.186

第5回「支え、支えられ今がある」

有賀 紀乃

 皆様、こんにちは。関東学連にて常任幹事を務めております、立教大学2年の有賀紀乃です。陸上競技について、右も左もわからずに学連事務所の扉を叩いたあの日から、早いもので間もなく2年が経過します。始めの1年は、ただひたすらに先輩方の背中を追いかける日々が続きましたが、2年生になり、1年間の流れを経験して、少しずつ全体に目を向けられるようになったような気がします。また、日常の業務や大会運営を通じて、陸上競技についてより理解し、知識を深めていくことの大切さを感じるようになりました。まだまだ至らない点が多くありますが、日々向上心を持って業務に取り組んでいこうと考えております。

 私は先月行われました、第24回関東大学女子駅伝対校選手権大会にて大会担当を務めさせていただきました。今大会からコースが変更となり、中継所を全て変更するため、大会開催の半年ほど前から、月1、2回のペースで印西市を訪ね、関係各所の皆様との打ち合わせを重ねてきました。大会当日は、台風の影響で開催が危ぶまれる中、全チームが無事にフィニッシュすることができました。大会が終わった瞬間、無事に終了できた安堵感と、緊張から解き放たれた安心感で涙が出そうになりました。今回の経験を通じて、関東学連は選手を支える立場でありながら、後援、協賛社様を始めとする、関係者の皆様に支えられながら大会を運営することができているのだなと身をもって感じることができました。支えることの大切さ、支えていただけることへの感謝を胸に活動していきたいと思います。

 さて、先日行われた第95回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会にて、第95回の記念大会となる箱根駅伝を走る全23チームが決定いたしました。
厳しい競走を勝ち抜いてきた選手が、更なる高みを目指して、217.1?の険しいコースを個人の走りと向き合い、チームでたすきをつないでいく。
毎年開催されている箱根駅伝が、当たり前に開催できることではないということを胸に刻み、活躍する選手の支えになれるよう、私自身も、先生方、学連の仲間と共に、力を尽くしていければと思います。まもなく100回を迎えるこの箱根駅伝が観客の皆様に更に愛される大会になるように、努めていきます。
駅伝当日、皆様の笑顔と歓声で選手を支えていただけますよう、ご協力の程、よろしくお願いいたします。

 拙い文章ではございましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございます。