駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.187

第6回「夢中になること」

藤田 翔暉

 こんにちは!帝京大学経済学部経営学科2年の藤田翔暉と申します。
私は、小学校から高校まで野球部に所属していました。野球を始めたころ甲子園球場で実施されている全国高校野球選手権大会を観戦し、そこでプレーする選手に魅了され、野球に夢中になりました。いつしか、そこでプレーすることを目標に、12年間歩んできました。
大学受験をきっかけに部活に区切りをつけ、大学生活をスタートさせましたが、何かに夢中になるという感覚がなく、心の中で物足りなさを感じていました。

 そんな中、転機となったのは、昨年の箱根駅伝予選会です。
立川市近郊に住んでいるため、同市内で行われる予選会に向けて盛り上がる街の様子から箱根駅伝の影響力を体感しました。
また、母校が本選の出場権を獲得し、本気で頑張っている選手を身近に感じられたことで、それまで詳しく知らなかった箱根駅伝に引き込まれていきました。
夢中になって、調べてみると箱根駅伝や大学生の陸上競技大会は、学生を中心に運営が行われていること、また、自分も参加できるチャンスがあることを知りました。
今年度から本格的に活動に参加し、先輩方や同級生から助言をいただきながら陸上競技、大会運営について一から勉強する毎日です。

 10月13日に予選会が終了し、いよいよ本選に向け本格始動です。
責任のかかる任務、念入りな確認を要する作業が増えていく中でも、明るい雰囲気で助け合いながら乗り越えていきたいと思います。

 箱根駅伝当日は、鶴見中継所を担当いたします。
大会の最初と最後のたすきリレーを見届ける中継所です。
ここ一番の舞台で選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、安全第一の運営ができたらと、身の引きしまる思いです。

 最後に…
皆さんは、何か夢中になっていることがありますか?
歓喜・感動をその肌で感じ、箱根駅伝にも夢中になってください。
当日は、力走する選手たちへ温かいご声援をよろしくお願いいたします。