駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.169

第10回「今年もやってくる。」

宮 芽衣

 駅伝ひろばをご覧の皆様、お久しぶりです。1年ぶりですね! 関東学連で常任幹事をしております、日本女子体育大学2年の宮芽衣です。どこの大学でも代替わりが終わった頃かと思いますが、私は大学の陸上競技部の副主務という大役を頂き、今まで以上に学連活動に励むともに、大学の陸上競技部も貢献できるよう日々奮闘しております。

 さて、いきなりですが皆様はどのような形で箱根駅伝を楽しんでいますか? テレビで見る方も、もちろん沿道で応援を楽しむ方もたくさんいらっしゃるでしょう。

 昨年、担当していた戸塚中継所で往路の中継を終えたあと、距離表示の補助員を迎えに車で芦ノ湖まで行きました。沿道や箱根湯本の駅前にはたくさんの観客がいて、どれだけ箱根駅伝を応援してくださっているのか、またどれだけ箱根駅伝が愛されているのかを実感することができました。年明けの、空気が冷たい箱根駅伝の季節、大学の応援をしている学生部員はベンチコートを着ていたり、一般の観客もマフラーに手袋をしていたりと、暖かい格好で応援をしていました。

 毎年学連幹事がこの時期に行っている各区間の距離計測では、5・6・7区のドライバーとして参加させていただきましたが、日射しもあり暖かかったので、箱根に来る観光客も上着一枚程度といったところでした。レース当日に見る山の景色は少し肌寒く、そして木の葉が散ってしまった木やわずかに葉を残すだけの木が多いですが、11月の箱根の山の道のりには美しい紅葉が広がり、つい観光気分になってしまいそうでした。私は普段日本学生陸上競技対校選手権大会や出雲駅伝を主催する日本学連に所属していて箱根駅伝の会議等の準備段階に参加しないことから、11月になり箱根駅伝の話題が大きくなってくると「とうとうきたか箱根駅伝!1年って早い!」と感じます。

 忙しい季節も終わってみれば早いもので、私は毎年この季節が楽しみで仕方がありません。11月には会議だったりコースの下見だったりと目まぐるしく毎日を過ごし、12月には加盟校の学生がお手伝いに来てくださいます。そして年が明け、一年越しの箱根駅伝がやってくる。