駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.170

第11回「大会への思い」

新井 杏佳

 駅伝ひろばをご覧の皆さん、こんにちは。関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、東洋英和女学院大学2年の新井杏佳と申します。学連幹事として初めての箱根駅伝を経験してから、関東インカレ、関東大学女子駅伝、関東新人などの様々な大会があっという間に終わり、時間の早さを改めて感じます。

 私は今年の箱根駅伝を経験し、一番好きな場面がありました。それは、たすきリレーをした選手に、運営管理車に乗車している監督が「ありがとう」「よくやった」「お疲れ様」といった言葉をかける場面です。監督が走り終わった選手にかける最初の言葉は、たとえ、順位を落としたとしても、ここまで走りきった選手の気持ちを傷つけるような言葉ではありません。この場面は監督が選手を思う気持ちが一番に感じることができるので、好きな場面です。

 学連の日々の業務には責任があり、確認や慎重さが徹底されます。遊び半分ではできません。だからこそ、無事終わったときや達成したときには、ホッとした気持ちとここまで頑張ってきて良かったと思えます。そして、もっと色々なことに挑戦したいと思えます。また、日々の業務の中には、仲間の大切さを感じることができます。お互いを思いやり、忙しそうにしている人がいたら、「手伝うことある?」や「頑張って、無理しないでね」などと声をかけあっています。そして、ひとつの大会をつくりあげます。

 箱根駅伝も多くの声をかけあっています。警察、企業、陸上競技協会の審判員の方々、学生補助員、先生方、OB・OGの先輩方からの声を力に変えて日々の業務に励んでおります。多くの方々のお力添えに感謝し、選手全員が無事に大手町から出発し芦ノ湖を折り返して大手町に戻ってこられるように運営したいと思います。

 そして、皆さんのご協力が必要です。選手が熱い思いを込め走る姿に、応援マナーを守り、沿道からの応援やテレビ、ラジオでの応援をお願いいたします。