駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.50

第88回箱根駅伝学連日記ー第10回ー

渡邊 さゆり

 こんにちは。関東学連幹事、駒澤大学1年の渡邊さゆりです。学部はグローバル・メディア・スタディーズ学部、グローバル・メディア学科に在籍しており、主に英語でのコミュニケーション方法やパソコンを中心としたメディアとの関わりについて学んでおります。

 私は中学・高校では選手として陸上競技をしていました。選手時代は大会運営について考えた事はありませんでしたが、運営する側になった現在は、毎回の大会が勉強の連続です。トラック競技の大会においては競技者係を務めています。競技者係とは招集所で選手が付けてくるナンバーカードの確認、各部署への棄権選手の連絡、招集所から競技実施場所への選手誘導などを行います。選手は招集所を通らないと競技に出場できません。競技者係で進行が滞ってしまうと大会全体の進行も滞ってしまうので、責任は重大ですがとてもやりがいのある仕事です。今年度、関東学連が主催してきた大会を通じて多くの事を学びましたが、どの大会でも共通しているのは「選手のために」という事です。選手が競技に集中できる環境を用意する為にやるべき事はたくさんあり、時にはやりがいよりも大変さを感じてしまう時もあります。しかし、ある大会で、私は1人の選手から「主催者側の頑張りを見て、自分も頑張らなければいけないと思いました。」という言葉をかけられ、本当に嬉しかったです。同時に「もっと大会を盛り上げたい!」と思いました。選手から感謝の言葉をかけられるのは、どんな規模の大会であっても嬉しい事です。

 箱根駅伝は関東学連主催の中でもメインとなる大会の1つです。毎年、家族と共にテレビで観戦していた大会の運営に自分が関わるのはとても緊張しますが、各大学の力走を後押しできるように、準備を進めていきたいです。