駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.53

第88回箱根駅伝学連日記ー第13回ー

川上 将平

 はじめまして。関東学生陸上競技連盟(関東学連)で常任幹事を務めております、日本大学3年の川上と申します。現在は、関東学連の上部組織である社団法人日本学生陸上競技連合(日本学連)で活動しております。
 箱根駅伝は、私が「学連」に入ろうと思ったきっかけの大会です。私自身、中学、高校と一つでも上の大会を目指して毎日走っていましたし、自分が出場した大会でも、出場しない日は補助員として大会を支える、運営サイドにまわることもありました。主役としてではなく「裏方」として大会に関わることの「面白さ」を知ったのは、そんなこんなで補助員をしていたときでした。また、高校3年のちょうど今頃の時期に、箱根駅伝が学生の力で運営されていることを知り、大学に入ったら学連に入りたいなと思うようになりました。
 私の好きな言葉に「夢実現。」という言葉があります。
「夢は見るもの、叶えるもの。もしも、夢が叶った時にはすべての人に感謝をしなさい。」
これは、中学の恩師に教わった言葉です。中学、高校と競技に打ち込んでいたときには、監督や仲間が「すべての人」だと思っていました。
競技について教えてくれる人、がんばりを応援してくれる人、大会を運営してくれる人。
中学の恩師の言う「すべての人」がどこまでの人なのか、それは今でも分かりませんが、どんなに小さな大会でも、多くの人が関わっている、それだけ感謝するべき人も大勢いる。そのことに、学連での活動を通して気付かされた気がします。
 第88回の箱根駅伝。
 活躍してくれる人、支えてくれる人、協力してくれる人。大勢の人に感謝できる、関われてよかったと思えるような大会にしていけるよう、学連の先輩、同輩、後輩とともにがんばっていきたいと思います。