今回の箱根駅伝は3つの区間新記録が誕生し、記録面ではハイレベルな大会となりましたが、残念ながら3校が途中棄権という次回大会への大きな課題を残した大会となりました。
私は、当日大会本部車に乗車し、審判長と共に全体統括を行いました。各大学に1台運営管理車という大学の監督・アシスタント、審判員、走路管理員が乗車した車があり、その車への指示出しや読売新聞東京本社内の本部記録センターとのやり取りが主な任務でした。
正直、大会が終了したらみんなで感極まって涙するのではと思っていましたが、感動や達成感よりもこれで学生として最後の大会が終わってしまったという寂しさの方が強かったです。箱根のほか年間10大会を4年間やってきましたが、もうみんなと一緒に大会の運営をする機会がないため、別れが惜しいといった気持ちになりました。
学連での4年間を通して多くのことを学ぶことができました。大会は主催である私どもの他に、資金面で協力をしていただいている協賛社・後援社、道路を使用するにあたり正月返上でご協力いただく警察の方々、片道100キロに及ぶコース上でそれぞれ交通整理をしていただく審判員・補助員、中継所付近の方々など数え切れない人たちのご協力があって成り立っていることを改めて知りました。また、学生でありながら多くの企業・関係各所の方々と接する機会も今後の大きな自信となりました。