駅伝ひろばをご覧の皆様、はじめまして。一般社団法人関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、東京都立大学人文社会学部人間社会学科1年の小長谷萌衣と申します。
昨年まではいち読者として拝読していた駅伝ひろばの原稿を書く立場になり、不思議な気持ちがしております。
私が学連幹事を志すようになったきっかけは箱根駅伝です。幼い頃からお正月には祖父母の家で親戚たちと一緒にテレビで箱根駅伝を観戦していました。速くたすきをつないだチームが勝つというシンプルなルールと、速さと強さを求めるからこそ、選手たちが1秒にかける想いの強さに惹かれ、箱根駅伝を毎年楽しみにするようになりました。箱根駅伝の中継の中で大会を大学生が運営していると知った時、選手と同じほど学連幹事に魅力を感じ、学連幹事という立場に憧れるようになりました。高校時代には陸上競技部のマネージャーを務め、駅伝だけでなく陸上競技そのものの楽しさや選手を支える立場にやりがいを感じたことで、陸上競技に真剣に向き合う選手たちを裏方から支える学連幹事への思いは強まるばかりでした。中学生の頃から憧れていた学連幹事になれると分かった時の嬉しさは昨日のことのように思い出すことができます。
憧れていた学連幹事としての活動を始めて約半年が経ちます。何をするにも新たな経験で大変なことも多いですが、先輩方や同期、家族の支えがあり充実した日々を送っております。私は8月に開催された第20回トワイライト・ゲームスにて、学連幹事企画を担当しました。課題点も多く残りましたが、企画立案から社会人選手へのコンタクト、展示物の作成などを共に担当していた同期の菅野と2人でやり遂げた達成感は大きく、学びが多く、貴重な経験を得ることができました。
さて、当日は平塚中継所を担当する予定です。今までとは全く違った新たな立場で箱根駅伝に関われることに期待感を覚えると同時に、選手たちが力を最大限発揮できる舞台を用意することへの責任も感じております。先輩方から、より多くのことを積極的に学ぶ姿勢を忘れず当日までの準備を進めてまいります。
当日は箱根駅伝に関わる全ての方々への温かいご声援をよろしくお願いいたします。
次回から2年生にバトンが渡ります。2年生の初回を飾るのは一緒にお話ししている時にとっても楽しそうに笑ってくださる服部さんです。笑顔が素敵な服部さんは何か困った時にはすぐに助けてくださる尊敬する先輩です。続く先輩方の回もぜひお楽しみください。
拙文でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。