駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.134

第10回「感謝の気持ちを胸に」

飯塚 啓子

 こんにちは。関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、早稲田大学2年の飯塚啓子と申します。
 前回の日記から約1年。短いようで、長い1年間でした。1年目は、目の前で繰り広げられることの全てが新鮮で、その流れについていくのに必死で、目の前のことに一生懸命に、ただがむしゃらに取り組んでいました。2年目になると、1年目の経験をもとに、1年目とは違った観点から物事を捉えられるようになりました。その一方で、初めて経験することも多くありました。特に印象深く残っているのは、9月に行われた関東学生新人陸上競技選手権大会で、進行係という部署を初めて経験したことです。進行係は、競技会全体の流れを把握し、プログラムを円滑に進行することが求められます。視野を広く持ちながら次々と先のことを考えなければならない、とても難しい部署でした。その分、学ぶことも多くありました。競技会全体に目を向けると、いかに多くの方々が関わっているかということを再認識しました。そして、その多くの方々が上手く連携して競技会が成り立っていくことを改めて感じることができました。
 それは、箱根駅伝も同様です。大手町から箱根まで往復200kmを超える道のりを選手が駆け抜けることができるのは、多くの方々のご協力やご声援があるからです。正月といえば、箱根駅伝。それは、毎年恒例のものになっています。毎年当たり前のように開催できるのはお力添えをくださる多くの方々のおかげであることを忘れずに、感謝の気持ちを胸に、第92回大会も、支えてくださる多くの方々と共に、より良い大会になるよう邁進していきたいと思います。
 10000m記録挑戦競技会を終え、いよいよ箱根駅伝が近づいてまいりました。来年の1月2日・3日、新春の箱根路を駆け抜ける選手に熱いご声援をよろしくお願いいたします。