駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.172

第13回「支え」

鈴木 碧

 駅伝ひろばをご覧の皆さん、こんにちは! 関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、明治大学2年の鈴木碧と申します。

 12月に入り、早いもので2017年も残すところ1か月となりました。私にとってこの1年は様々なことに挑戦させていただいた年でした。その中でも印象深いのが7月に本連盟の強化合宿の1つであるヨーロッパ転戦にスタッフとして参加し、ベルギーとフィンランドに約2週間滞在したことです。出国前は、試合のエントリーや交通手段の手配に苦戦したり、フィンランド語での情報収集に手間取ったりと、思うように準備が進まないこともありました。しかし先輩方や同期と相談し、サポートしてもらいながら、なんとか出発の日を迎えることができました。また、現地では想定外の出来事が多くあった中で、コーチや参加選手の皆さんには臨機応変に対応していただきました。そのような沢山の支えがあったからこそ、全員が無事に帰国することが出来ました。そしてこの遠征では、選手が試合に向けてトレーニングする様子や競技に対する思いを間近で見聞きすることができ、運営側としてもトップレベルの選手に負けないような大会づくりをしていかなければと強く感じました。

 箱根駅伝も様々な方に支えられ成り立っています。毎年ご協力いただいている関係各所の皆様、2000人を超える審判員・補助員の方、声援を通して大会を盛り上げていただいている方など、ここではご紹介できないほどの多くの方の力が集結し、箱根駅伝は94回を迎えることができます。

 大会当日は大手町と芦ノ湖のスタート・フィニッシュを担当いたします。初めて主任となり不安はありますが、この伝統ある駅伝競走に携われること、そして沢山の「支え」に感謝しながら、出場全チームが大手町にフィニッシュ出来るよう準備に励みたいと思います。

 当日は、箱根路を力走する選手に大きな声援をよろしくお願いします!