駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.2

応援団を統括−学生スタッフ自己紹介第1弾

益田 雄次

 益田雄次(20歳)です!
 駒澤大学で地理学科地域文化研究を専攻する2年生です。主に都市、交通、文化に関する地理学を中心に勉強しています。

【関東学生陸上競技連盟の役職、箱根駅伝の担当業務】
 常任幹事です。芦沢幹事長、今泉副幹事長ら先輩方の姿を見て勉強中です。
 箱根駅伝では、沿道で整理員をしている学生補助員の統括と、箱根駅伝には欠かせない応援団の統括をしています。当日は緊急対応車1(選手の2km先を走行する車)に乗って選手の安全を確保します。自分の出動がないように選手の皆様には万全のコンディションで大会に臨むよう心から願っています。

【箱根駅伝の準備状況】
 学生補助員は関東に所属している大学から1000名近くを集めなければなりません。各大学関係者のご協力で1050名が集まりました。本当に感謝しています。
 また、応援団用に大手町で企業の敷地を借りるため、各企業に挨拶へ行ったり、場所を探したりと奔走しています。箱根町は応援の場所が限られていて、場所探しが非常に困難でした。学校の授業を休んで大手町や箱根へ行っているので、大学の友達には、ノートを借りたりと迷惑をかけています。そんな自分ですが、ズル休みじゃないので見放さないで下さい。

【印象に残る箱根駅伝】
 83回で鶴見中継所を担当したときに繰り上げスタートを目前で見て泣いたこと。選手の「箱根のために頑張っている」という思いがひしひしと伝わってきました。自分も頑張らなくてはならないと、改めて実感したシーンでした。

【箱根駅伝の魅力】
 80年以上の伝統ある駅伝であり、大手町のビル群から湘南の海岸線、天下の険・箱根と、1つのコースに様々な顔があるところ。そのコースに勇猛果敢に立ち向かう選手の姿。

【学連の印象】
 入った時は、箱根駅伝だけを運営している組織だと思っていました。実際は年間11もの大会を運営しており、年中忙しい組織だと感じました。また、企業の方と接する機会が多く、プチ社会人みたいです。

【座右の銘】
 「大切なものは目に見えない」=中学校の先生が言っていた言葉です。今でも自分に言い聞かせています。

【84回への意気込み】
 緊急対応車1に乗って選手が安全に走行できるように努めます。お世話になった4年生はこの大会で引退になるので、自分が学連で培った2年間をすべてぶつけます。そして、最後にみんな笑顔で終われるように頑張ります。

【箱根駅伝ファンの皆様へ】
 青っぽいウェアを着た人がテレビに映ったら学連幹事だな、黄色のウェアを着た人が映ったら学生補助員だな、って思ってください。学連幹事は各中継所でタオル掛けや給水をしています。学生補助員は大手町から箱根まで1000人以上が配置されています。FINISHテープを持っているのも実は関東学連の幹事です。こういった細かいところも見ながら箱根駅伝を見ると、正月が少しおもしろくなるかもしれませんよ。

関東インカレを終えて−中央スーツ姿(5月19日、国立霞ヶ丘競技場)

83回箱根駅伝で−左端が益田常任幹事(1月2日、鶴見の第一中継所)