駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.139

第15回「学連生活4年目」

加藤 さくら

 学連日記をご覧のみなさん、こんにちは!関東学生陸上競技連盟で会計を務めております駒澤大学法学部法律学科4年の加藤さくらと申します。この日記を書くのは4回目になります。私が関東学連に入りたいと思ったきっかけはこの学連日記を高校生の時に読み、箱根駅伝は学生が運営しているということを知り、トップレベルの陸上競技大会の運営をしてみたいと思ったからです。学連幹事の日記を読み、関東学連に少しでも興味を持っていただければ幸いです。

 私は、昨年度から会計を務めてきました。本音を言うと、会計は業務の荷が重く私には向いていないと思っていました。親にも「お小遣い帳も付けたことないのにやめなさい」と言われました。しかし、役職に就いた以上は頑張るしかないと思い会計の業務を全うしてきました。先輩はできていたのに、、、と自信を無くした時も多々ありましたが、先生方・同期の支えでなんとかこれまでやってきました。最後の大会である箱根駅伝でも会計の業務を担当しているので、昨年よりはスムーズにそしてレベルアップできるよう現在奮闘しております。また、来年度から会計を務める後輩に少しでも引き継げるよう、教えながら業務しています。

 4年間を振り返ると辛かったこともたくさんありました。大会当日は華やかですがそれまでの準備は地味で、私たちは影の存在だと思ったこともあります。レンタル物品の発注や提出しなければならない資料などの締め切りに追われ、また学業とも両立させなければならず精神的にも肉体的にも追い込まれたときもありました。しかし、一生懸命準備してきた大会が終わったときの達成感は格別で選手や主務・マネージャーにお疲れ様やありがとうと言われたときには、辛かったことなど忘れてしまいました。メディアにも注目される規模の大きな大会の運営をしてきて、他の大学生にはできない、貴重な経験をしてきたと自信を持って言えます。

 私はトップレベルの陸上競技に携わりたいという理由だけで関東の大学に来ました。大好きな陸上競技にふれてこれたのも家族のおかげです。4年間、あまり青森の実家には帰れず心配をかけてきましたが、関東学連の活動が雑誌で取り上げられたり、テレビの中継に少しでも映る私を楽しみにしていて、応援してくれました。この場をおかりしてお礼を言いたいと思います。「いつもありがとう。最後の箱根駅伝も頑張るね」

 さて、92回大会も箱根駅伝当日は小田原中継所主任を務めます。無事に選手を迎え、そして送り出せるよう現在関係各所との最終調整をしています。私にとっても10年間の陸上競技人生を締めくくれるよう、全力を尽くします。