駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.136

第12回「フィニッシュへ」

中井 大介

 こんにちは。今シーズン2度目の学連日記の更新をさせていただきます。関東学連の中井大介と申します。私が書く最後の学連日記は、担当する中継所と当日の動きを紹介します。

 突然ですが、箱根駅伝当日は、何人の学生を中心に運営されているかご存知ですか。

 現在所属している学連幹事の20名では人員が足りておりません。関東学連加盟校の学生や他地区学連の学連幹事に協力をいただき35名の学生を中心に運営を行います。私が担当する大手町・芦ノ湖にて運営業務を行うスタート・フィニッシュ班(※以下、S・F班)は7人で構成されます。1年次から務めてきた集大成として今回は、主任を務めることとなりました。例年、前回大会に運営を経験している者が4人程度おりますが、今年は2人しかおりません。フレッシュなメンバーで行います。

 1月2日の往路スタート前から3日復路フィニッシュ後まで私たちがどのように動いているか、その内容を一部ご紹介します。

 S・F班では、1月2日の早朝、読売新聞社に向かい、小田原中継所班とともに、大会の公式プログラム販売や各大学の応援団の受付、走者全員の名前が載った区間ポスターの掲示などを行ないます。そして、第1区がスタートすると、私たちも芦ノ湖に向かいます。

 芦ノ湖では、給水物品やフィニッシュ運営物品の準備をしつつ選手を待つ体制を整え、選手到着時には、給水やタオル掛け、フィニッシュテープ持ちを主に担当します。その後は、往路閉会式や各大学の監督・主務にお集まりいただき監督会議を執り行い、宿泊施設に向かいます。もちろん、スタート同様にポスター掲示などの作業もあります。

 復路も、朝、スタートまで芦ノ湖で選手点呼などのスタート補助を行った後、フィニッシュの大手町に向かいます。到着した後は、往路と同様な業務がメーンですが第10区のフィニッシュということもあり、多くの観客、審判員や学生補助員が集まります。たくさんの観客が集まるので、プログラム販売場所を往路よりも多く設けるなど、スタート時より業務は多くなりますが、やりがいがあり毎年、楽しく運営しております。

 以上が大まかなではありますが大会当日の流れをご紹介しました。
主任を行うにあたり今年は、例年より大手町、芦ノ湖付近の関係各所に多く伺わせていただきました。そして、たくさんの人が関わり、支えていただいていることを実感致しました。たくさんの人に良い大会であったと感じていただけるように、しっかり準備して第92回大会を迎えるように致します。

 私にとって最後となる今回、今までの先輩方の良き部分を継承し、そして、感謝の気持ちを持って一つひとつの業務にあたり最高の箱根駅伝になるよう、残りの学連生活を過ごしたいと思います。