駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.116

第11回「新たなチーム名称で」

伊藤大悟

 はじめまして。関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております早稲田大学1年の伊藤大悟と申します。教育学部社会科地理歴史専修に所属しており、高校以上に奥が深くハイレベルな地理歴史を学んでおります。
私は高校時代、競歩、長距離の選手として陸上競技に携わってまいりました。選手として活躍することはできませんでしたが、大学では大会運営という形で大好きな陸上競技に関わっていきたいとずっと考えており、関東学連で活動することを高校2年のときから夢見ていました。自分にとって初めての箱根駅伝が迫っている今、楽しみと不安が混ざった気持ちで毎日を過ごしています。学連幹事という立場で、よりよい大会作りに貢献することを目標に4年間業務にあたっていきたいと思います。
私は、第91回箱根駅伝で、「関東学生連合チーム」のマネージャーという立場で箱根駅伝に携わらせていていただいております。予選会で本選出場を逃した大学の中から16校16名の選手を選出してチームを編成しております。オープン参加という形のため、チーム・個人共に順位はつきませんが、第89回大会まで編成されていた「関東学連選抜」を引き継ぎ、「関東学生連合チーム」という新たなチーム名称で今大会から復活をいたします。
先日、慶應義塾大学日吉陸上競技場で行われた10000m記録挑戦競技会で初めて全選手が顔合わせをいたしました。そこで、選手それぞれの自己紹介をした際、チームに少しでも貢献したい、盛り上げたいという言葉が多くの選手から聞かれました。箱根駅伝当日まで、全員が顔を合わせる機会は12月12日(金)から富津で行う合宿だけになりますが、そこで各選手が絆を深め合い、最高のコンディションで当日を迎えられるように尽力していきます。
先日の10000m記録挑戦競技会に出場した13人中6人が自己新をたたき出すなど、予選会後から本日のチームエントリーまでに11人もの選手が5000mあるいは10000mで自己新記録を更新し、チームの状態は非常に良いです。毎週末には各記録会での自己新報告が各大学のマネージャーさんから届くので、非常にわくわくしながら週末を迎えています。
 また、このチームは各大学のマネージャーの方々の協力なくては、成り立ちません。各種アンケート、確認事項などを迅速に対応していただく各大学のマネージャーの方には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。それと共に各大学の方々の様々な意見や考えを聞いて私自身も学び考える日々が続いています。選手の気持ち、各大学のマネージャーの思いを感じながら今後の業務にあたりたいと思います。
 最後になりましたが、当日、選手は出場できない母校の思いを背負い、今までお世話になった方々への感謝の気持ちをこめて全力で走ります。私は選手がベストパフォーマンスできるよう全力でサポートしていきます。かつて学連旋風と呼ばれた一波乱を第91回の箱根駅伝で関東学生連合チームが巻き起こします。
ぜひご注目ください!!