駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.223

第15回「本心と目標」

加藤 弘暉

 学連日記をご覧の皆様、初めまして。関東学連で常任幹事を務めております、専修大学法学部法律学科2年の加藤弘暉と申します。明治期の五大法律学校のひとつといわれた伝統ある専修大学で学べることへの喜びを感じながら、毎日を過ごしております。

 私は中学2年生のころ、学校の駅伝メンバーに選ばれたことをきっかけに陸上競技を始め、それとともに、箱根駅伝にも興味を持つようになりました。
当時の私にとって、箱根駅伝は自身の競技へのモチベーションであり、箱根路を駆ける選手たちは私の憧れの存在でした。そして、私自身も大学生になったら箱根駅伝を走りたいと思うようになり、目標に向けて努力を重ねた日々は誇らしい思い出です。
 しかし、高校では怪我が多く思うような結果が出せずに挫折してしまいました。もう走りたくないと思い、大学生になったら競技を辞めて好きなことをたくさんしようと思いました。
 大学生になって1年目はアルバイトやサークルなど新しいことに挑戦しました。今まで陸上競技一筋だった分、様々な世界を知り、たくさんの人に出会うことができました。また、競技から離れても箱根駅伝は変わらず大好きなままであったため、大学のスポーツ広報部に入り、部のメンバーで観戦に行ったときは本当に楽しかったです。
 しかし、箱根駅伝を走る選手を見たとき、やっぱりもっと真剣に箱根駅伝と向き合いたい、観戦はいつでもできるけど、大学生の今しかできない箱根駅伝へのアプローチをしたいと思うようになりました。大学2年目から学連幹事になることは私にとって大きな挑戦であり、とても勇気がいることではありましたが、私自身の本当の気持ちと向き合えて良かったと思っています。
 
 箱根駅伝当日、私は鶴見中継所を担当します。精一杯頑張る姿を見せることで家族や応援してくれる友達、そして学連幹事のみんなに最高の恩返しができるよう、残りの日々を大切にしていきたいと思います。

 最後に、私には人に新しい楽しみを提供できる人間になりたいという将来の目標があります。箱根駅伝という大規模な競技会を超えるような企画を作り上げることのできる大きな人間になりたいです。そのためのヒントが少しでも多く見つかるよう、大学生活3年間は学連幹事の一員として、一つひとつの経験を大切にし、お互いへのポジティブな声掛けを忘れずに頑張っていきたいと思います。
 当日は選手たちへの熱い応援をどうぞよろしくお願いします。