駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.222

第14回「出会いと別れ」

黒井 文香

 駅伝ひろばをご覧の皆様、お久しぶりです!関東学連で常任幹事を務めております、駒澤大学4年の黒井文香と申します。初めて駅伝ひろばを書いたあの日からあっという間に3年が立ち、最後の登場となってしまいました。この4年間は私にとってとても素晴らしく、キラキラしている青春というものにふさわしいものだったと思います!私と陸上競技との出会いは、小学校1年生の時に小学校5年生の兄が出場した地元・岩手の北上陸上競技場で行われた大会に、家族で応援のために訪れたことでした。小学校4年生までは兄の応援、小学校5年生から高校3年生までは自分が選手として、大学生では学連幹事となり運営側として陸上競技に携わり、兄に影響されて始めた陸上競技をここまで大好きになるなんて思ってもいませんでした。来年からは地元の岩手で就職しますが、岩手陸協の審判員として来年からも陸上競技に携われたらいいなと思っております。

 さて、今年は7月にイタリア・ナポリで開催されたユニバーシアードにおいて学連担当として様々な手続きを行いました。準備は2018年11月からスタートし、その時点の記録をもとに候補選手をあげ、パスポートや個人情報調査書集めが始まりました。上記2点を12月下旬にJOCに提出・4月以降は選手が決まり次第提出するという流れでした。派遣前手続きでは候補となっているトップレベルの選手と話す機会が多くあり、たくさんの刺激をもらいました。なかなかスムーズに準備を行うことができなかったため、5月3日の最終選手選考が終わり41名の内定選手が決まった時はほっとしたことを覚えています。そしてナポリには視察団の一員として派遣していただき、間近で選手の活躍を目にすることができました。また、11月17日にオランダ・ナイメーヘンで行われたセブンヒルズ15㎞ロードレースにも帯同させていただき、世界トップレベルの選手とともに戦う日本代表選手の姿にとても感動しました。

 日々切磋琢磨しあいながら業務を行ってきた先輩・同期・後輩、様々なことを教えてくれた先生方、普通会員は約20300人いますがその中でも私と関りをもってくれた選手の方々となかなか会うことができなくなることがとても寂しく、まだ引退したくないという気持ちがあります。それとともに地元・岩手に戻り新たな出会いが待っていると考えるだけでワクワクドキドキする気持ちが引退まであと少しとなった今、混在しております。大学4年間の多くの方々との出会いは私の大切な宝物となっています。

 96回大会も4年連続で小田原中継所を担当いたします。
大会当日、小田原中継所がある風祭駅周辺は大変混雑いたします。応援マナーや交通マナーをお守りくださいますよう、よろしくお願いいたします。