駅伝ひろばをご覧の皆様、こんにちは。一般社団法人関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、駒澤大学法学部政治学科3年の安野詩織と申します。
多くのタスクに追われて忙しない日々を過ごしているうちに、学連幹事としての生活はあっという間に3年目を迎えました。後輩も増え、上級生の仲間入りをしましたが、まだまだ自己成長を求めて業務に向き合っております。
私は、普段は物品・登録の業務を、大会当日は競技者係を務めております。これらの共通点として、「土台になる仕事である」という点があります。何をするにも、土台が確固たるものでないと円滑には進みません。私が担当する業務は、その“土台”として競技会を支えるものであると感じています。
まず、物品の業務は、その名の通り大会に必要な物品の準備・管理を行います。事務所にある物品を用途別に仕分けることや、大会当日に使用するトランシーバーのレンタルや、物品を会場に運ぶトラックの手配も担当します。
次に、登録の業務は、本連盟加盟校の陸上競技部員のデータを管理します。本連盟主催大会に出場する選手は、全員学連登録が必須となります。今年度は、10月時点で8800名以上の選手が登録しています。
そして、競技者係は、招集所やTICを管轄しています。招集所は競技エリアの入口であり、競技に臨む選手を最初に迎え入れる場所であるため、選手がリラックスできる環境づくりを意識しています。TICでは、欠場届や重複出場届を受け取ったり、抗議や質問を受け付けたりしており、大会本部と選手の仲介役を担っています。
以上をお読みいただくと、「土台になる仕事である」ということを、なんとなく理解していただけたかと思います。決して私たちが表に出ることはなく、存在して当たり前のものであるように思われることが多いですが、私は、そんな「当たり前が当たり前である」ために努力をすることが請け負った仕事の魅力であり、私の使命だと感じています。このような「縁の下の力持ち」となれる仕事を任せていただき、大きなやりがいを感じられることが、とても嬉しく、日々の活動に感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、私は当日、戸塚中継所を担当する予定です。毎年、箱根駅伝を楽しみにしてくださるファンの皆様、お正月に何気なくテレビなどで観戦してくださる皆様、そして、この日のためにたくさんの努力を重ね、夢や希望と一緒に箱根路を駆け抜ける選手のために、学連幹事一同、大会当日まで誠心誠意準備をしてまいります。当日は、選手たちに温かいご声援をお送りいただけますと幸いです。
拙い文章ではございましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の担当は、同期の渡辺夢子です。個性豊かなメンバーが揃う同期の中でも特に個性が強く面白い彼女ですが、誰よりも強い芯や大きな夢を持っており、彼女の言動や考え方の全てにおいて大尊敬しています。また、大会期間中、唯一起床時間が一緒なので、絶対的な相部屋パートナーとしてもお世話になっています。そんな渡辺の駅伝ひろばを、ぜひお楽しみください。