駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.211

第3回「選手のために」

志村 京香

 駅伝ひろばをご覧のみなさん、こんにちは!関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、早稲田大学2年の志村京香と申します。第96回箱根駅伝予選会もあと10日ほどに迫り、私たち学連幹事の準備も大詰めを迎えております。

 さて、学連幹事も2年目となり、私は6月に行われた第51回全日本大学駅伝関東学連推薦校選考会の大会担当を務めました。大会担当は、使用させていただく競技場との様々な調整や必要な物品の準備・確認、車両の手配などの運営全般にかかわる業務を行います。今大会から関東インカレや関東学生新人でお世話になっている相模原ギオンスタジアムに会場が変更となり、昨年通りにいかない事項は一から検討を重ねました。苦労した面も多々ありましたが、先生方や先輩方のご助言もいただきながら準備を進めていきました。当日は涼しい気候に恵まれ、本大会出場権の5枠を目指して熾烈なレースが繰り広げられました。大会は無事に終了し、安堵とともに支えてくださった方への感謝の気持ちで一杯になりました。

 大会担当を務めて学んだことは、運営する立場として「選手のために」を第一に考えることの大切さです。時期的に暑さが厳しい中でのレースとなる可能性もあるため、少しでも涼しい時間帯に選手が走れるよう競技開始時刻を30分遅らせたり、遠方から参加する大学のために大学専用の駐車場を多く確保したりと、選手のためにできることは最大限行ってきました。今回は会場が変更になったことで実現できたことも多いですが、今後の主催大会においても選手の負担を減らし、パフォーマンスをより発揮できるような配慮や工夫を心がけていきたいと考えております。

 さて、今回の箱根駅伝では、前回大会に引き続き戸塚中継所を担当いたします。前回大会の反省を踏まえつつ、「選手のために」できることを考えて準備にあたっています。そのためにも、ご協力いただく警察や関係者の方々にご理解いただけるように、各所へのごあいさつや打ち合わせを着実に行っていきます。

 箱根駅伝は毎年多くの方が沿道に集まり、選手に熱い声援を送ってくださっています。私たちも大会の成功に向けて、熱い気持ちを持って本番まで駆け抜けていきたいと思っております。それでは、本大会もどうぞよろしくお願いいたします!