駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.209

第1回「感謝」

河野 愛理

 駅伝ひろばをご覧の皆様、初めまして。関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、青山学院大学1年の河野愛理と申します。入学してから約半年が経ち、ようやく大学生活にも慣れてまいりました。今は、憧れであった関東学連で学連幹事として活動できていることに感謝の気持ちを持ちながら、日々の業務と学業の両立を頑張っています。

 陸上競技をやっていた父や兄を持つ私にとって、陸上競技は幼い頃から身近なスポーツでした。お正月も箱根駅伝を見るのが毎年恒例で、そこから陸上競技の面白さに魅了されていき、Track&Fieldも駅伝も大好きになりました。そこで、私は大学生になったら絶対に陸上競技に関わることをしたいと思うようになり、高校ではそのための経験になればと陸上競技部のマネージャーとして活動しました。もともと陸上競技の裏方の業務に興味があった私は、毎日選手が練習に懸命に取り組む姿を見たり、競技会運営のお手伝いを経験させていただいたりしたことで、「大学でも選手を支える立場で活動したい!」という思いが、より強くなりました。そして、今年晴れて学連幹事になることができ、本当に嬉しく思っています。

 これまで学連幹事として様々なことを経験し、先日行われた関東大学女子駅伝対校選手権大会では表彰を担当させていただきました。カップや賞状の手配から当日の式の進行まで、その業務内容はとても幅広く、これまで自分がやったことのないものばかりでしたが、優しく頼りになる先輩方やたくさんの方の支えがあり無事に式を終えることができました。約2か月かけ準備をしてまいりましたが、自分が発注したものが事務所に届いたとき、カップや賞状が選手の方々に手渡されたとき、式の進行をし終えたときなど、様々な瞬間でやりがいを感じ、そんな貴重な経験をさせていただいたことに感謝しております。

 また、学連幹事になり大会の運営側として活動する中で、陸上競技というのは県陸協の審判員の方や学生審判員、補助員の方などをはじめとする、たくさんの方々に支えられているのだということを、身をもって感じました。これからも初心を忘れず、そして協力してくださるすべての方々への感謝の気持ちを忘れずに日々頑張っていきたいと思います。

 さて、私は第96回箱根駅伝当日、スタート・フィニッシュ地点を担当いたします。選手の皆さんが万全の状態でスタートラインに立てるよう、そして無事にフィニッシュテープを切れるよう、皆様の熱い応援をよろしくお願いいたします。