駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.271

第6回「頑張る人の姿」

三瓶 素乃

 駅伝ひろばをご覧の皆様、こんにちは。関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、東京都立大学3年の三瓶素乃です。今年度は大学の授業も全て対面となり、行動制限などが緩和されていることを実感し、うれしく思っております。

 本連盟としても、夏には約3年ぶりとなる海外遠征を実施することができました。私は、アメリカでの中長距離転戦に帯同しました。飛行機に空席が無く直前に渡航日を変更したり、英語でPCR検査の手配をしたりと大変なこともありましたが、貴重な経験をすることができました。現地では、ロサンゼルスで1試合、ポートランドで1試合に参加しました。関係者・選手・観客の距離が近く、気軽に観戦できる雰囲気があったことや高校・大学の競技場もよく整備されていたことが印象に残っています。一方で、数日前に会場が変更となり、出場予定だった3000m障害が実施されなくなるというトラブルもありました。また、選手と生活を共にし、練習はもちろん日常生活から努力している姿に接したことで、役に立ちたいという思いが芽生えました。学連幹事としての活動を始めてから長い間、無観客開催であったため、目的を見失いかけたこともありましたが、アメリカ転戦で感じた思いが、学連幹事としての活動を頑張る原動力となっています。

 私は当日、スタート・フィニッシュを担当する予定です。この大会に向けて努力を重ねてきた選手が力を最大限発揮できる場となるよう、残り2か月ほど準備を進めてまいります。当日は、頑張る選手を後押しできるよう温かい応援をお願いいたします。