駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.45

第88回箱根駅伝学連日記ー第5回ー

若林 拓

 こんにちは。関東学連常任幹事で日本大学3年の若林拓です。大学で食品の広告やマーケティングについて勉強しながら、関東学連にて活動しています。
 私は関東学連に、ある目的を持って入りました。それは、「陸上競技に恩返しをすること」です。私は陸上競技を通して、様々な人との出会い、多くの経験を与えてくれました。そんな陸上競技に少しでも恩返しをしたい、貢献したいと考えたためです。今でもその気持ちを忘れずに毎日活動をしています。
 そんな中、多くある学連の業務の中で、今年度、サマー・ゲームスの大会担当を任されました。この大会は「ビールを飲みながら気軽に楽しめる大会」というコンセプトで行われる大会です。陸上競技をあまり観ない人や、関心の薄い人にもわかりやすく、楽しい大会を目指しています。そのため、当日まで他の大会とは少し違った準備を行います。まず、出場選手が全員招待になっています。選考基準にのっとって、選手にお願いをしました。また、音響やテントをはじめ、会場の設営の手配も行いました。そのため、事前に設営業者との打ち合わせを重ね、直前まで詰めていきました。
 そのほかにも様々な準備を経て、当日を迎えました。競技場には多くのお客さんが入り、大会新記録や好記録が続出し、大盛況の大会となりました。そのような光景を審判活動しながら観ていて、涙が出そうになりました。ただ、今回の大会では準備不足な点や改善点も多くありました。大会終了後、安心感と共に今後開催される大会ではさらに良い大会になるようにより一層頑張ろうと決意した自分がいました。
 この大会を経て、選手だけでなく観に来ていただいたお客さん、審判の先生など、全ての人が笑顔になれる陸上競技の大会が作れるように日々の業務を行っています。もちろん、箱根駅伝でもその気持ちを忘れずに準備・運営を行います。そして、箱根駅伝を機に、陸上競技に関心を持ってもらい、陸上競技の大会を観てもらえればと思います。
 ぜひ、選手の力を観に来てください!!