駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.46

第88回箱根駅伝学連日記ー第6回ー

荒井 美里

 今回の学連日記は、常任幹事を務めております、日本女子大学2年の荒井美里が担当させていただきます。大学では人間社会学部社会福祉学科に所属し、貧困・格差問題や社会福祉法制について学んでおります。箱根駅伝当日は、平塚中継所を担当いたします。内陸の県出身なので、海が見える平塚中継所が好きです。準備で中継所周辺に行くことが何度もあるのですが、平塚の海を見るたびに舞い上がってしまいます。

 幹事長の学連日記に書いてありましたように、今年度の関東学連主催のすべての大会で東日本大震災の復旧・復興を応援する活動の一環として募金活動を実施しております。5月の関東インカレから10月の箱根駅伝予選会まで、合計で7回行いました。プログラムやチケットを販売している大会では、すべてのプログラム・チケット販売所に募金箱を設置していました。他にも、加盟校の方々や補助員などの力を借り、競技場の出入り口で募金の呼びかけも行いました。
 募金活動は集めるだけで終わりではありません。集め終わった後には金額を集計する作業が残っています。私は、ほとんどの大会でこの集計作業を担当させていただきました。大会後の後片付けに追われているときに集計をすることは大変な負担ではありますが、みなさんから預かった大切な義援金を、感謝の気持ちを忘れず、細心の注意を払って集計しております。ようやく、効率よく集計できるようになりました。
 箱根駅伝本大会でも募金活動を実施します。スタート・フィニッシュ及びすべての中継所のプログラム販売所に募金箱を設置いたします。また、予選会と同様にプログラムの売上の10%を義援金といたします。震災から半年以上が経ち、街に設置してある募金箱が少なくなっているように感じます。1月2・3日の箱根駅伝のすべての中継所では、今までと変わらず募金ができます。また、箱根駅伝を直接見に来ることができない方のために、プログラムの通信販売も行っております。通信販売でご購入を希望の方は、関東学連の公式ホームページ上の案内をご確認いただければと思います。「がんばろう日本」の合言葉のもと、箱根駅伝でも東日本大震災からの復旧・復興を後押し出来るように、大会当日に向けて準備を重ねていきたいと思います。
 次回の学連日記は、初めての箱根駅伝に挑む五十川です!