駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.310

第5回「挑戦と覚悟」

新井 瑞己

 駅伝ひろばをご覧の皆様、はじめまして!関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科1年の新井瑞己と申します。

 大学では、1年生ではスポーツに関する全体的な分野を学んでおります。学年が上がるとコースに分かれるのですが、私はスポーツマネジメントコースに進み、関東学連での業務に活かしていきたいと考えております。

 学連幹事になってから、早くも半年が経とうとしています。私は小学校2年生から陸上競技をはじめ、高校3年生まで10年間続けました。高校では怪我が多く、あまりタイムを伸ばすことができませんでしたが、3年生には中長距離ブロックのブロック長としてチームを引っ張り、最後までやりきることができるほど、陸上競技が大好きでした。

そんな私が関東学連のことを知ったきっかけは、高校2年生の箱根駅伝直前に学連幹事についての記事を見たことです。それから、将来はオリンピックや世界大会の企画・運営をしたいと考えるようになりました。そして、学連幹事として関東学生陸上競技対校選手権大会や東京箱根間往復大学駅伝競走といった、学生スポーツを代表する大会の競技運営に関われるのは将来のためにもとても良い経験になると考え、学連幹事になりました。

 学連幹事になってからは、選手としては知ることができなかった裏方の業務を知り、最初は驚きの連続でした。そんな中、私がこの半年で行った業務は、第34回関東学生新人陸上競技選手権大会兼関東学生リレー競技会の補助員派遣と夏季競歩合宿の帯同です。

 補助員派遣では各大学からそれぞれの役割に学生を振り分けるのですが、担当した大会は、3日間の大会であったため、どこかの大学が多くなったり、同日に行われる大会に出場するため派遣ができなかったりと、多くの問題がありました。ですが先輩たちの助けもあり、何とか無事に終わらせることができた時にはホッとすると同時に、学年が上がるに連れて、さらに大きい大会を担当することを考えると少し不安になりました。しかし、それと同時に進めていた夏季競歩合宿では、選手やコーチの方々と接した際に、学連幹事について知ってくれている人もおり、「いつも大会の運営から色々ありがとう」と言われ、とても嬉しくなりました。これからも選手や監督、観戦者などの多くの方々のためにも、感謝の気持ちを忘れずに、不撓不屈の精神で取り組んでまいります。

 箱根駅伝当日、私はスタート・フィニッシュを担当する予定です。今大会で100回を数える箱根駅伝に関われることに胸を高鳴らせながら、選手たちが12日の8時に大手町をスタートし、無事に13日に大手町へとフィニッシュできるよう、準備を怠らず最後まで精進してまいります。

 仲間の想いを背負って駆け抜ける選手たちへのご声援を、どうぞよろしくお願いいたします。

 最後までお読みいただきありがとうございました。