駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.309

第4回「向上」

横川 侑香

 駅伝ひろばをご覧のみなさま、こんにちは。関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、法政大学人間環境学部2年の横川侑香と申します。

 日々学連幹事として活動できる残りの日数を数えていますが、900日(718日)になってしまったと思ったのも束の間、800日(1024日)を切ってしまいました。残った779日(1027日)で私ができる最大限のことをやり遂げたいと思います。

 昨年も記載した通り、普段は日本学生陸上競技連合で活動しております。各学連幹事に記録申請、審判等の業務が割り振られている中で、私は登録作業を担当しています。皆さんも競技会に行った際、大型スクリーンに選手の登録陸協が記されているのを見たことがあるのではないかと思います。昨年度までは、都道府県陸協への加入が必須でしたが、今年度より都道府県陸協に加盟しない「学連登録」が認められる等、登録システムに変更がありました。そのため昨年の12月ごろから新しい登録制度に関する説明を先輩と一緒に受けていました。1月に先輩が引退してからは、ひとりで登録制度について理解し、8つの地区学連に説明、さらには加盟校への説明会に同席する等、登録制度に関する業務を行ってきました。私が理解しなければ日本学連に登録する約2万人の選手たちに迷惑をかけてしまうということで頭がいっぱいで、事務所で泣いていたことを思い出します。地区学連の方々に多大な負担をかけてしまいましたが、たくさん助けていただきながら今まで登録業務を行ってきました。たくさん助けてもらった分、恩返しができるよう、今後も真摯に登録制度に向き合いたいと思います。

 さて、直近では第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走に参加しました。コロナ禍では、IVYリーグ選抜の参加や声出し応援がありませんでしたが、今大会は4大会ぶりにIVYリーグが参加し、声出し応援もあり、以前テレビで観ていたような大会となっていたことが印象深かったです。箱根駅伝予選会も出雲駅伝と同様に声出し応援が可能となり、コロナ禍以前の活気のある様子に戻ったことに喜びを覚えます。

 日本学連で主に活動しているため、箱根駅伝の準備には関東学連を主に活動している学連幹事と比べると携わることができていませんが、第100回を迎える箱根駅伝が良い大会にできるよう、今までの経験を活かして業務に励みたいと思います。

 箱根駅伝に対して情熱を持ち、日々の練習に取り組んできた選手へ温かい応援をお願いいたします。     

 最後までお読みいただきありがとうございました。