駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.290

第25回「感謝を胸に」

山本 華

 駅伝ひろばをご覧の皆さま、こんにちは!

 関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、日本女子体育大学3年の山本華と申します。大会運営の立場として箱根駅伝を迎えるのは3回目となります。この前まで1年生であったはずが気づけば上級生となり、時の流れの早さを感じながら業務に励む日々です。

 2年前の夏に学連幹事となり、早いもので約24か月が経ちました。1年生の頃は、環境の変化になかなか慣れず、先輩の背中を追いかけることで精一杯な毎日でした。2年生では、印刷物の制作を主担当として受け持つようになり、やりがいを感じることは増えたものの、まだまだ先輩の背中は遠く感じました。そして3年生に上がった当時は、印刷物制作担当の先輩が卒業してしまった不安と、これから自分が後輩達を引っ張っていくのだという責任感でいっぱいでした。先輩のいない慣れない環境に模索しながらも、広告協賛、関東インカレや関東大学女子駅伝のポスター・プログラム制作など、さまざまな業務を担当させていただきました。

 振り返ると、さまざまな経験の中で大きな達成感を感じることもあれば、時には自分の不甲斐なさに落ち込むこともありました。しかし、いつも大きな安心感を与えてくれる同期や、親身になって話を聞いてくださる先輩方、こんな私を頼りにしてくれる後輩、学連幹事の活動を優先する私を支えてくれた友人、そして何より、心配をしながらも私の背中を押してくれた家族。たくさんの支えがあってこそ今の自分があり、この環境は決して当たり前ではないことを忘れてはならないと、強く感じます。支えてくださっている方々への感謝を胸に、残りの期間を過ごしていきたいと思います。

 今年も残すところ1か月を切り、第99回箱根駅伝もすぐそこまで迫ってきています。選手がベストパフォーマンスを発揮できるよう、そして皆さまに楽しんでいただける大会になるよう、残りの期間を私たちも全力で駆け抜けて参ります。毎年熱いドラマが生まれるこの箱根駅伝を、全力でお楽しみください!

 最後までお読みいただきありがとうございました。