駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.282

第17回「心の支え」

金子 稔

 駅伝ひろばをご覧の皆さま、こんにちは。関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、千葉商科大学サービス創造学部2年の金子稔です。昨年度初めて携わらせていただいた第98回の箱根駅伝から、早くも1年が経とうとしております。関東学連での活動はもちろんのこと、未だ住み慣れない関東での生活も、悩みながらではありますが、充実した日々を過ごしております。

 私は1年生から新型コロナウイルス感染症対策の担当として、大会の準備をさせていただいております。前任の先輩が3月に卒業され、今年度は主担当として業務を任せていただけるようになりました。また今年度は、有観客開催の競技会が戻ったことで、慣れない運営方法に模索の連続でした。その中でも予選会は3年振りに市街地を走るロードレースでの開催となり、考えることが多かった大会となりました。作業を進める中で、思うように業務を遂行できない自分の力の無さや、大切な仲間との別れなど、悩み事も多く不安に押しつぶされ、苦しい準備期間ではありました。それでも困難も乗り越え、大会を無事に終えることができたのは、1番近くで励ましの言葉をかけてくれて、業務を手伝ってくれる関東学連の仲間をはじめ、相談ごとを親身になって聞いてくださる、関東学連の先生や関係各社の方々、新型コロナウイルス感染症対策委員の医師の先生方。たくさんの方が支えてくださったおかげだと感じています。本当にありがとうございました。

 さて、未だ感染対策を講じなければいけない状況が続きますが、渾身の力を振り絞り、次の走者へたすきを渡そうとするあの輝かしい姿は、今大会も多くの感動とドラマを生んでくれること、間違いありません。そこには皆様のご協力が不可欠となりますので、熱い応援のほどよろしくお願いいたします。