駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.283

第18回「支え」

橋本 環

 駅伝ひろばをご覧の皆さん、はじめまして!

 関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、東京農業大学地域環境科学部造園科学科1年の橋本環と申します。

 大学では、快適な環境を創成するための知識や技術をさまざまな実習・演習を通して学んでおります。

 さて、中学から始めた陸上競技を高校で終え、運営する側になると心に決めて関東学連の事務所の扉を叩いた日から、はやいもので半年が経とうとしています。

 箱根駅伝は私にとって新年をスタートするには欠かせないものです。中でも8区の選手が富士山をバックに走る姿は、私の中で箱根駅伝の代名詞ともいえます。実際に応援に行くと、目の前を颯爽と通り過ぎる選手を目の当たりにし、その気迫やそれぞれの思いの詰まったたすきを運ぶ姿に何度も感動しました。

 それと同時に、その姿の裏には大会当日に至るまで毎日のように走りこみ、努力していた姿を思うと、自分も何かに努力したい気持ちや目標に向かって挑戦したいと思うようになりました。その結果たどり着いたのが箱根駅伝を運営する関東学連の学連幹事となり活動することでした。

 学連幹事として携わる大会は全てが驚きの連続でした。大会当日の運営は私たち学連幹事だけではなく、各県の陸協の先生方や各大学から派遣していただいた補助員の方と共に行っています。私が初めて担当させていただいた大きな業務は、9月に行われた関東学生新人陸上競技選手権大会兼関東学生リレー競技会(以下、関東新人)の補助員派遣でした。3日間行われる大会に1日で優に200名を超える補助員の方に来ていただきました。中には夏合宿翌日から来てくださる方や朝早い集合のため始発電車に乗って参加してくださる方もいます。

 先生方や補助員の方達と共に大会が無事に終了した瞬間は学連幹事として活動していて一番達成感を感じる瞬間です。

 私は関東新人に引き続き箱根駅伝の補助員派遣も担当させていただきます。

 歴史ある大会を運営する立場になり責任も伴いますが、運営にご協力頂く各所関係者の方々や、補助員を派遣して頂いた各大学、当日参加していただく補助員の方への感謝の気持ちを忘れず、また、選手の皆さんにとって最高の晴れ舞台となるように、残り1か月を切った業務を、より一層気を引き締めて行っていきたいと思います。

 最後までお読みいただきありがとうございました。