駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.260

第30回「関わる全ての方への感謝」

三瓶 素乃

 駅伝ひろばをご覧の皆さま、初めまして!関東学連で常任幹事を務めております、東京都立大学都市環境学部2年の三瓶素乃と申します。大学では、都市計画や観光について学んでおります。ほとんどの授業がオンラインだった昨年度とは一転し、今年度は対面授業が主となりました。実地調査に行けることや友人と意見交換ができることの喜びを日々かみしめております。

 私にとって箱根駅伝は、駅伝ひろばをご覧の皆さまと同じように、お正月にテレビで家族と観戦するものでした。4年間の大学生活のほとんどを懸けて走る選手の姿からひとつの物事に打ち込むことの格好良さを知り、この大会の虜となりました。将来、何らかの形で箱根駅伝に携わりたいと考えていたので、高校の先生から大学生によって運営されているということを聞いたとき、すぐに学連幹事となることを決めました。

 念願だった学連幹事としての活動を昨年の10月頃から始め、あっという間に1年以上がたちました。今年は全日本大学駅伝選考会の大会担当や関東インカレの表彰係などを務めました。運営に携われば携わるほど多くの方に支えられていることに気づかされます。大会を運営したいと意気込んで学連幹事になりましたが、運営させていただいているという気持ちで今は業務に取り組んでおります。また、箱根駅伝では、競技運営に直接関わる方だけでも3000人を優に超えます。さらに、公道を使用しますので、警察の方々やバス会社の方々、沿道にお住いの方々など本当にたくさんの方々のご協力がなければ成り立ちません。加えて、毎年熱い競走を繰り広げてくれる選手、箱根駅伝を愛して一緒に盛り上げてくださるファンの皆さまがいなければ、98回という歴史を刻むことはできなかったと感じております。箱根駅伝に関わる全ての方々に感謝しながら、大会までのラストスパート、私たち学連幹事も準備に励みたいと思います。

 当日は、スタート・フィニッシュを担当する予定です。どのようなレースが繰り広げられるのか、ひとりのファンとして私もとても楽しみです。人出のない寂しい箱根路になるかと思いますが、テレビやラジオなどから温かい声援をお願いいたします!