駅伝ひろばをご覧の皆様、初めまして。
関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、法政大学キャリアデザイン学部1年の金子帆夏と申します。
「キャリアデザイン」と聞いて多くの人は職業設計をイメージするのではないでしょうか。私の通う学部では、「キャリア=人生」と位置づけ、より良い人生を送るために主体的に学び、考え、行動する力を身につけ、自身のキャリア形成に生かせるよう学んでおります。
私は、中学校と高校合わせて6年間バレーボール部に所属しておりました。部活動で忙しく過ごし、落ち着いて過ごせる年末年始の楽しみは家族で観戦する箱根駅伝でした。懸命にたすきを繋ぐ選手の走りに感動し、憧れを抱くとともに、箱根駅伝を支えている関東学連の活動に興味を持ちました。高校生の頃に文化祭実行委員を経験し、運営の難しさや企画を試行錯誤しながら、委員の仲間と協力して作り上げていく喜びを忘れることができず、また箱根駅伝の場で味わってみたいと思いました。
陸上競技が未経験の中、関東学連の活動に参加するというのは私にとって大きな挑戦でした。今となっては学連幹事という形で陸上競技に関わることができ、とても嬉しく思います。
学連幹事として活動を始めてから、多くの業務を経験しました。大会の運営は学生だけでなく、多くの先生方が支えてくださっているということ。様々な部署でたくさんの時間をかけて準備をしているということ。幹事でなければ見ることのない世界を知りました。私が今までに経験した業務はほんの一部で、分からないことも多々あり、ミスをしてしまうこともあります。しかし、頼もしく尊敬する先輩方と優しい同期に助けてもらいながら、様々な業務に取り組み、経験知を積んでおります。
これまでの活動の中で印象深いのは、9月に実施予定であった第27回関東大学女子駅伝対校選手権大会の表彰を担当させていただいたことです。残念ながら、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で中止となりましたが、優勝トロフィーや賞状の見積もりから発注など、貴重な経験をさせていただいたことに感謝しております。
私は箱根駅伝でも表彰を担当しております。着々と準備を進めており、第98回大会で活躍された大学や選手に、発注したトロフィーや賞状が届くことを考えると一層気が引き締まるとともに、本選がさらに楽しみになってきております。
箱根駅伝当日、私はスタート・フィニッシュ地点を担当する予定です。新春の箱根路を駆け抜ける選手たちが無事にたすきを繋げていけるよう、精一杯準備してまいります。テレビの前で、温かい応援をよろしくお願いいたします。