駅伝ひろばをご覧の皆様、初めまして。
一般社団法人関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、日本大学経済学部1年の浮穴佳孝(うけな よしたか)と申します。
私は、幼い頃から体を動かすことが好きで剣道、水泳、サッカー、バスケットボール、そして陸上競技(駅伝)を経験してきました。中学2年から高校3年までの5年間、陸上競技部に所属し長距離種目に取り組みました。高校では駅伝部に入部し、仲間と共に全国高校駅伝を目指して競技に取り組みました。高校の恩師からは、謙虚さ素直さ感謝の心を常に持って生活、練習に取り組むことが大切だと教わり、今もその言葉を大切にしています。駅伝はスタートからフィニッシュまで選手が一本のたすきを仲間と継いでいく競技です。出走するメンバーだけではなく、メンバーに入ることができなかった選手も同じ思いで取り組むため、そのチームの色がでる競技だと思います。
私が学連幹事になろうと決めたきっかけは、箱根駅伝を学生が運営していることを知ったからです。人を支えることやお手伝いをすることなど誰かのために動くことが好きで、今までは支えてもらう立場でしたが大学では支える側や大会運営を行う側で今まで様々な人から貰った恩を次は自分が関東学連としての活動を通じて沢山の人に返していきたいと思います。また、学連幹事だけではなく日本大学陸上競技部のマネージャーとしても選手と同じ寮に住んで活動しています。そのため、大会前は関東学連の業務でなかなか練習に参加することができませんが、少しでもチームの縁の下の力持ちとなりたいと思っています。高校までは選手として競技を行っていたため、上手く走れないときや、故障している選手の気持ちがよく分かります。それでも選手たちは諦めず日々練習に励んでいます。そんな選手たちと立場は違えど同じ大会に関われることは、私にとってのかけがえのない思い出になります。
私は今年度の箱根駅伝の関東学生連合チームのマネージャーを務めております。関東学生連合チームは毎年10月に行われる箱根駅伝予選会でチームの総合成績が11位以下のチームから16人、過去に箱根駅伝に出走したことがない選手を対象として編成されます。関東学生連合チームという名前で、箱根駅伝予選会が終了してから箱根駅伝本選が終了するまでの期間だけ作られる特別なチームです。
一期一会、学連幹事の同期、先輩方や日本大学陸上競技部、そして関東学生連合チームの選手・スタッフとの出会いに感謝し本選に向け選手が大会当日、上手く走れる準備を行います。業務は多岐にわたり忙しいですがその分やりがいも感じます。箱根駅伝当日、出走する10人は勿論のことですが、出走メンバーに入れなかった6人、監督、コーチ・チームスタッフの思いを一本のたすきに込めてチーム一丸となって本選に臨みます。
100回大会を終え101回大会という新たな1ページの幕開けとして、関東学生連合チームの応援は勿論、箱根路を駆け抜ける選手に温かい応援をよろしくお願いいたします。最後までお読みいただきありがとうございました!