駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.354

第12回「広がる世界」

長谷川 和奏

 駅伝ひろばをご覧の皆様、はじめまして!一般社団法人関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、津田塾大学学芸学部国際関係学科1年の長谷川和奏と申します。

 大学では、政治、法、経済、外交などの視点に加え、歴史、文化、社会的背景といった多様な視点から総合的に考察し、問題に取り組む力を養っています。

 学連幹事になり、約半年が過ぎ、活動を通して多くのことを学び、とても充実した日々を送っております。

 私が学連幹事になったきっかけは箱根駅伝です。以前、私は1区と10区のコースのすぐ近くに住んでおり、毎年沿道へ応援に足を運んでいました。テレビでは、常に選手たちが全力で挑む姿が映し出されていますが、現地での観戦は、選手が目の前を走るのは一瞬で、とても速く、たすきをかけて走る姿はとてもかっこよく、毎年感動しています。観客も精一杯、声をかけて応援する様子から感じることのできる熱気も大好きです。高校生になり、テレビを通して箱根駅伝を運営しているのは関東学連だと知り、大学生になったら、とことんやりたいことをやろうと考えていたので、学連幹事になりたいという思いが募るばかりでした。一度も陸上競技経験の無い私が学連幹事として務まるのか不安でしたが、ホームページに「熱意があれば誰でもなれる」と記載されており、その情熱を胸に学連幹事になりました。

 先日行われた箱根駅伝予選会では、13.5km給水を担当しました。選手が一生懸命走る姿を目の前で見て、チーム一丸となって本選出場を目指し1秒でも早くフィニッシュ地点を目指す姿に心を打たれました。箱根駅伝予選会を通して、箱根駅伝がどれだけ大きな伝統ある大会かを改めて実感できました。100回大会が終わり、101回大会という新たなスタートに学連幹事として立ち合えることに嬉しさと感謝の気持ちを忘れずに一層努力したいと思います。

 さて、箱根駅伝当日はスタート・フィニッシュを担当する予定です。表彰を担当するため、選手が走る姿を直接見る機会は少ないですが、学連幹事として活動できることを光栄に思いつつ、準備に努めてまいります。

 最後までお読みいただきありがとうございました。大会当日は選手への温かい応援の程、よろしくお願いいたします。