駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.355

第13回「憧れの場所」

松宮 あいこ

 駅伝ひろばをご覧の皆さん、はじめまして。一般社団法人関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、東洋大学1年の松宮あいこと申します。毎年更新を楽しみにしていた駅伝ひろばで今回は執筆できることになり、とても嬉しく思っております。

 私は、両親の影響で幼い頃から陸上競技が身近にある環境で育ってきました。そのため、小学校から陸上競技部に所属し長距離種目に励んでおりました。中学生の頃に、箱根駅伝は学生主体で運営されているという事を母から聞き、そのときから「大学生になったら関東学連の幹事になって箱根駅伝に携わる!」と思い続けておりました。飽きっぽく、何をするにも中途半端な私ですが、学連幹事なるという夢だけは1度も途絶えたことがありませんでした。学連幹事になれることが決まったときの喜びは今でも鮮明に覚えております。これから活動していくうえで、たくさんの挫折や失敗を経験すると思いますが、初心を忘れずに頑張っていきます。

 さて、長年の夢であった学連幹事になってから早いもので半年が経ちました。まだまだ慣れないことばかりですが、同期と共に日々奮闘しております。

 また、初めての担当として9月末に行われた第35回関東学生新人陸上競技選手権大会 兼 関東学生リレー競技会(以下、関東新人)での学生審判員・補助員派遣を担当させていただきました。初めて担当した業務ということもあり意気込んでおりましたが、思うように派遣作業を進めることが出来ず、先輩方に頼ってばかりになってしまい、自分の不甲斐なさを深く痛感しました。

 関東新人に引き続き、箱根駅伝でも補助員派遣を担当しております。箱根駅伝では2日間合わせて約1800人もの補助員を各大学から派遣していただいております。片道約100㎞にもおよぶコースを選手が安全に走行することが出来るのは走路員として従事してくださる補助員の方々のご協力があってこそだと補助員派遣を担当して改めて感じました。

 今大会では緊急対応車に乗務する予定です。箱根駅伝を支えてくださる全ての方々への感謝の気持ちを胸に残り1か月半、準備してまいります。

 当日は箱根路を駆け抜ける選手に温かい応援をよろしくお願いいたします。

 拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。