駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.219

第11回「笑顔」

古屋敷 律希

 駅伝ひろばをご覧の皆様、こんにちは。関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております日本体育大学2年の古屋敷律希(こやしきりつき)と申します。大学では、小学校や幼稚園などの教育現場で体育やスポーツについて優れた実践指導力を発揮できる存在を目指し、日々小学校でのボランティア活動を含めて学びを深めております。
 私は、関東学連から派遣されて日本学生陸上競技連合(日本学連)の常任幹事として活動しております。今月初旬に行われた全日本大学駅伝では東海大学の優勝で幕を閉じ、今年の日本学連の主催大会は残すところ全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)のみとなりました。しっかりと気を引き締めて、日々の業務にあたっていきたいと思います。
 さて、本文の題名を「笑顔」にさせて頂きましたが、今年は笑顔の大切さを実感した1年でした。今夏、大学の実習で高齢者施設と特別支援学校に行かせていただきました。日常生活では聞くことができないような貴重なお話を聞かせていただき、また実際に教育現場で体験をさせて頂いたことによって自分の課題も認識することができました。
 特に今回の実習を通じて、相手に物事を伝える際に、自分の表情ひとつで相手の受け取り方が大きく違うということを改めて学ぶことができました。初対面の人に対しても、うまく会話ができない人に対しても、自分が笑顔でいることで相手は心を広げてくれてうまく場に溶け込むことができました。笑顔は万国共通のコミュニケーションツールと言われている通り、相手に対する自分の印象を大きく左右する重要なものです。また同時に、笑顔は相手に感謝の気持ちを表現する役割を持っていると感じました。
 私たちが運営している大会は、関係者の方々、各県陸協の審判員の方、学生審判・補助員などをはじめとする、たくさんの方々に支えられています。ご協力いただいている全ての方々に感謝の気持ちを伝えるために、常に笑顔を意識して行動していきたいと思います。

 今回も引き続き平塚中継所を担当いたします。選手全員が令和初の箱根駅伝で力を発揮できるように、準備を進めていきたいと思います。大会当日、新春の箱根路を駆け抜ける選手たちに熱い声援をよろしくお願い致します。