駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.218

第10回「新しい視点で」

大久保 玲

 駅伝ひろばをご覧の皆様。初めまして、関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、東京農業大学2年の大久保玲と申します。箱根駅伝まで1か月を切り、事務所での業務にもよりいっそう緊張感が高まってきました。

 初めましてと申しましたが、私は今年の8月まで、競技者として陸上競技に携わっていました。約10年間続けた競技から離れ、学連幹事になってからの3か月間は慣れない業務に苦闘しながらも新しい発見と学びが沢山あり、とても充実しております。

 学連幹事になったことは私にとって大きな決断でした。私は大きな大会で走ることができるような選手ではありませんでしたが、コツコツと練習を積み重ね、自己ベストを更新したときの達成感がとても好きでした。走ることが好きでずっと続けてきた陸上競技でしたが、大学の大会で補助員を経験させてもらう中で、まだまだ知らないことが沢山あることを知りました。様々な大会に関わっていく中で、どこにどのような役割の人がいるのか、開催までにどのような準備をしているのかなど、今までとは違う新しい視点で陸上競技を楽しむことができました。今は私自身が走ることが叶わなかった多くの大会に携わることができ、とても嬉しく思っております。まだまだ私にできることは少ないですが、謙虚な気持ちを忘れずに日々の業務に責任をもって取り組んでまいります。

 さて、学連幹事として初めての箱根駅伝は平塚中継所を担当いたします。テレビや沿道での応援とは違い、主催者側として臨む箱根駅伝は楽しみな想いとともに、責任のある業務であるため、緊張の日々を過ごしています。観客の皆様はもちろん、出場する選手、協力してくださるすべての方々にとって記憶に残る箱根駅伝になるよう、気を引き締めて準備を進めてまいります!温かいご声援をよろしくお願いいたします。