駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.263

第33回「新しい視点で」

大久保 玲

 駅伝ひろばをご覧の皆さん。関東学連で常任幹事を務めております東京農業大学4年の大久保玲と申します。

「新しい視点で」と題をつけさせていただきましたが、初めて駅伝ひろばを書かせていただいた2年前と同じ題にさせていただきました。「大会が開催されるまでにどのような準備があるのか、大会当日は誰がどこでどのような業務をしているのか、陸上競技の知らなかった一面をすべて知りたい」という思いは、学連幹事としての門をたたいた時から今まで、少しも変わっていません。毎日が目まぐるしく過ぎていく中でも、新しい発見がたくさんあり、もっともっと知りたいと思って日々楽しく過ごすことができております。

 私は昨年から新型コロナウイルス感染症対策の担当として、大会の準備をさせていただいております。新型コロナウイルス感染症対策という「新しい視点」から陸上競技に関わることで、今まで考えたこともなかったことや大会に関わる方の全体的な動きをさらに詳しく知ることができました。前例がなく、分からないことだらけの業務であるため、くじけそうになることもありますが、新型コロナウイルス感染症対策という業務を任せていただくことができ、本当に感謝しています。

 私が知ることができた陸上競技の魅力は、まだまだほんの一部でしかないのかもしれません。私は大学を卒業しても、もっともっと深く陸上競技を学び続けていきたいと思っています。98回箱根駅伝まで、残り少ない日数となりますが、最後まで全力で陸上競技の新しい魅力を見つけていきたいと思います。そして、忙しいときは助け合い、どんなことも相談することができ、意見が食い違えば遠慮することなく言い合える、ミスをして落ち込んでいるときは笑い話にしてバカにしてくれる、そんな大好きな同期と過ごす時間も残りわずかとなりました。当日はそれぞれが別の場所で活動するため、大会が無事に終了し、笑顔で会えることを楽しみに、最後まで入念に準備を進めていきたいと思います。

 最後になりますが、新型コロナウイルス感染症対策として競技会場への来場人数の制限、検温、体調管理チェックシートの記入や出入口の制限等、様々な面で大会に関わる多くの方々に窮屈な思いをさせてしまっているかと思います。98回大会も新型コロナウイルス感染症対策を講じた中での開催となり、応援してくださる皆様、大会関係者の皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。

 2022年度は新型コロナウイルス感染症対策を講じる必要がなくなり、陸上競技の大会に多くの歓声が戻ってきますように!最後までお読みいただきありがとうございました。