箱根駅伝

駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.398

第21回「あたりまえを作る」

河本 賀帆

駅伝ひろばをご覧の皆様、こんにちは。

 一般社団法人関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、東洋大学2年の河本賀帆と申します。

 私は、関東学連からの派遣幹事として、公益社団法人日本学生陸上競技連合(以下日本学連)の常任幹事として活動しております。

 私にとってこの1年は変化に富んだ1年でした。日本学連内での唯一の同期が学連の道を退き、別の道へ進んだこと、後輩ができ先輩になったこと、20歳を迎え新たなステージに突入したこと、たくさんの変化がありました。特に同期がいなくなったことは、私にとって一番の変化でした。しかし、週5日あたりまえのように顔を合わせ、悩みや楽しいこと色々なことを打ち明けられる心強い存在がいなくなってしまったことであたりまえの尊さ、あたりまえは「ある」ものではなく、「つくる」ものだと気づかされました。

 このあたりまえをつくるということは私たちが行っている大会運営にも通じるところがあります。選手の方々が練習の成果を発揮できるような無理のない競技日程の作成、レース前にアップを入念にできるよう、練習場の開放時間を競技場事務局の方に早めてもらうように依頼、安心して競技に取り組めるような規制図の作成、競技を多くの方に楽しんでもらえるように配信業者の方との入念な打合せ、観客・ファンの方々に大会や選手の魅力を伝えるためのカウントダウン投稿、優勝インタビューや区間賞インタビューなどのSNS投稿、私たちの活動は普段目立たないことが多いですが、特別なことをあたりまえにする活動に私は誇りを持っています。

 箱根駅伝当日は、スタート・フィニッシュを担当する予定です。箱根駅伝が皆様にとってあたりまえの存在であり続けられるよう学連幹事一同入念な準備をしてまいります。新春の箱根路を駆け抜ける選手への応援をどうぞよろしくお願いいたします。

 次回の担当は、同期の渡邊です。トラック&フィールドの大会では進行・アナウンスを担当しており、関東学連主催の大会ではもちろんのこと、日本学連主催の大会でも力になってくれています。進行は大会の流れを作る大事な役職で、オンタイムで競技を進行させるために欠かせない存在です。競技が何らかの原因で遅れてしまったときには進行の見せ場となりますが、そんな状況でもそつなく対応できる彼を私は密かに尊敬しています。普段はクールな彼ですが、同期愛に溢れているところも彼の魅力です!そんな渡邊の駅伝ひろばを楽しみにお待ちください!