駅伝ひろばをご覧の皆様、こんにちは。一般社団法人関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、早稲田大学2年の林桜と申します。
気が付けば12月、箱根駅伝まであと1か月となりました。大好きな箱根駅伝が近づいてくることに胸が高まると共に、学連幹事としては身が引き締まる思いです。
今夏は、第20回トワイライト・ゲームスの大会担当を務めさせていただきました。本連盟としては久しぶりに日産スタジアムを会場とし、大会をいちからつくり上げることとなりました。また、東京2025世界陸上競技選手権大会参加標準有効期間終了間際の開催ということもあり注目度が高まる中、どのように選手や観客の方々に楽しんでいただけるかを考え続けました。前例のない新たな演出を行うことに決め、奔走する日々となりましたが、多くの方々のご理解とご支援によって無事に大会を終えることができました。反省点も多くありましたが、私にとって大きな糧となる大会となりました。何より、準備段階から大会終了まで私自身も挑戦を楽しみ続けることができたことは良かったと感じています。
第102回箱根駅伝では、公益財団法人東京陸上競技協会・一般財団法人神奈川陸上競技協会の審判派遣を担当しております。
突然ですが、皆様は箱根駅伝の開催にあたり各陸上競技協会で何名の審判員にご協力いただいているかご存じでしょうか。
答えは、総勢約1,000名です。各中継所のたすき渡しの管理を行う「中継所審判員」に加え、217.1kmにもおよぶコースにおいて選手が安全に走れるよう管理する「走路員」として、神奈川県・東京都の各地から多くの審判員の皆様にお集まりいただいています。また、箱根駅伝に限らず、すべての競技会は陸上競技協会のご協力によって成り立っていることを学連幹事となってから改めて実感しました。
審判員だけでなく、選手、サポートスタッフ、監督・コーチ、家族、学生補助員、警察、協賛企業、支援スタッフ、沿道で応援する観客、そしてテレビの前で楽しむ観客…数え切れない程の多くの方々の存在があってこそ、第102回箱根駅伝という壮大な物語が完成するのだと思います。このような素晴らしい大会に、今回も関わらせていただけることに感謝しながら、一丸となって当日までの業務に励んで参ります。
さて、箱根駅伝当日は緊急対応車③に乗務する予定です。それぞれの物語を胸に、新春の箱根路を駆け抜ける選手たちへのあたたかいご声援をどうぞよろしくお願いいたします。
次回は、同期の河本賀帆にたすきを継ぎます。河本は、いつも素敵な笑顔を浮かべて、一緒にいると安心できる存在です。大会時には、気が付いたことをすぐに行動に移している姿が印象的で尊敬している点でもあります。また、私は河本の鋭いツッコミと爽快なリアクションが大好きで、いつも楽しませてもらっています。このような彼女の駅伝ひろばも是非お楽しみください。
最後までお読みいただきありがとうございました。寒さが深まる季節となりますが、ご自愛ください。