駅伝ひろばをご覧の皆様こんにちは!一般社団法人関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、日本体育大学スポーツマネジメント学部スポーツマネジメント学科2年の高山芽生と申します。
時が経つのは早いもので、私が学連幹事として活動を始めてから1年半が経ちました。先輩の背中についていくのに精一杯だった去年と比べると、業務に慣れてきたもののまだ失敗も多く、先輩方の大きな背中に圧倒される日々を送っています。
私は今年2月に行われた鹿児島混成合宿を担当しました。混成競技とは、走・跳・投から構成される複数の種目をひとりの選手が行う競技です。男子は2日間で十種目(1日目:100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m、2日目:110mH、円盤投、棒高跳、やり投、1500m)、女子は七種目(1日目:100mH、走高跳、砲丸投、200m、2日目:走幅跳、やり投、800m)を行い、陸上競技の中で最も過酷な競技と言われています。私には陸上競技の経験がなく、合宿も初めてだったため、不安でいっぱいでした。しかし、合宿に参加した先生や選手の皆さんが優しく迎え入れてくださり、無事に終えることができました。合宿中、私に何が出来るだろうと常に考えて過ごし、練習の様子を一人ひとり撮影しましたが、選手の皆さんがその動画を真剣に見返し、「次はこの角度から撮ってほしい」と伝えてくれるようになったことが、私にも貢献できることがあるのだと感じ、とても嬉しかったのを覚えています。
また、今年7月に行われた関東学生網走夏季記録挑戦競技会では、大会担当を務めました。この大会は関東学連主催の大会ですが、北海道網走市で行う長距離競技会です。そのため、前年度の大会を経験しておらず、現地下見にも行けないという、他の競技会とは違った難しさがあり、悪戦苦闘してしまいましたが、とても頼りになる先輩にアドバイスをもらったり、悩んでいるときは同期に話を聞いてもらったりと、バタバタしつつも、無事大会を開催することが出来ました。例年と違い少し暑い気候だったため、給水などの暑熱対策が足りないなど問題もたくさんありましたが、網走市の方やオホーツク陸協の方のご協力のおかげで無事乗り切ることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
タイトルにもあるように、鹿児島から網走へと“南から北へ”活動の場を広げる中で、初めての挑戦や難しさに直面することもありましたが、その一つひとつが私にとって大きな学びとなり、学連幹事として成長する貴重な経験となりました。どんな場面でも支えてくださる周りの方々への感謝を胸に、これからも一つひとつの経験を大切にしていきたいと思います。
さて、箱根駅伝当日は、スタート・フィニッシュを担当する予定です。第102回箱根駅伝も皆様の心に残る素晴らしい大会となるよう、誠心誠意準備してまいります。新春の箱根路を彩る選手たちが、仲間への想いをたすきに込めて駆け抜けます。皆さまの温かいご声援をどうぞよろしくお願いいたします。