駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.273

第8回「憧れの舞台」

前田 優花

 駅伝ひろばをご覧の皆様、初めまして。関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、成城大学文芸学部マスコミュニケーション学科1年の前田優花と申します。

 大学進学を機に地元鹿児島から上京し、はや7か月。慣れ親しんだ南国の地を離れ、東京の寒さに驚いている今日この頃です。

 先程も申し上げた通り、私はマスコミュニケーション学科に所属しています。大学では各種メディアの特性やメディア利用者の心理等について学んでいます。箱根駅伝を含め、様々なスポーツをエンターテインメントとして発信するテレビ番組を制作するという目標を叶えるため、日々勉学に励んでいます。

 さて、私はテレビを通して観る箱根駅伝が大好きです。皆様も正月にはテレビ中継やTVerでの中継に張り付いて、箱根駅伝を観戦しているのではないでしょうか。私も朝7時にはテレビの前にスタンバイし、一歩も動かずにテレビで観戦していました。鹿児島に住んでいた私にとって、箱根駅伝は選手の走る姿のみならず、沿道の雰囲気やチアリーダーの姿などもすべてがテレビの向こうの憧れの舞台です。テレビを通して観る箱根駅伝は、実況や解説の方からより楽しめる様々な情報を得ることができ、アナウンサーの方の紡ぐ言葉には涙を誘われます。さらに、今昔物語やドキュメンタリー番組から、箱根駅伝の歴史も箱根駅伝へ向かう選手の姿も周りで支える方の姿もあらゆる方面から箱根駅伝を楽しめます。箱根駅伝を現地で観戦することが叶わなくともテレビを通して伝えられる箱根駅伝に私の心は何度も動かされてきました。

 そんな憧れの舞台に今回は運営側として携わらせていただきます。学連幹事になり7か月。競技会でのアナウンスやフィニッシュテープ、表彰など様々な経験を積んできました。今大会でも表彰を担当させていただきます。新春の箱根路を駆け抜けた選手たちの栄誉を存分に称えることができるよう、万全の準備をして大会当日を迎えたいと思います。選手だけでなく、私たち学連幹事が学連幹事として箱根駅伝に携われるのは人生で4回だけです。私にとっての箱根駅伝デビュー戦、選手の皆様が持てる力を十二分に発揮できるような環境を整えるとともに、箱根駅伝を盛り上げられるよう精一杯頑張りたいと思います。

 総走行距離217.1㎞、高低差800mを超える箱根路を最速で駆け抜けるのはどの大学なのか。私も箱根駅伝に携われる者のひとりとして楽しみです。12日、3日はぜひ、家族でテレビ中継やTVerでの配信を囲んで箱根駅伝を観戦してみてはいかがでしょうか。皆様の温かい応援をお願いいたします!最後までお読みいただきありがとうございました。