駅伝ひろばをご覧のみなさま、こんにちは。一般社団法人関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツマネジメントコース3年の大谷晴海と申します。このタイトルで駅伝ひろばを書かせていただくのも3回目となりました。昨年度の駅伝ひろばでお伝えしたとおり、私は4年間を通して、スポーツ基本法に基づき文部科学省が策定した、スポーツ基本計画の基本方針である、この「する・みる・ささえる」ということを念頭に置き、駅伝ひろばを書いていこうと思っております。(第100回大会.2023-11-20掲載)
今回は、第3期スポーツ基本計画(2022)で新たに加わった3つの視点のなかの2つめにあたる、スポーツで「あつまり、ともに、つながる」という視点に着目いたしました。これは、「様々な立場・背景・特性を有した人・組織があつまり、ともに課題に対応し、つながりを感じてスポーツを行う」というものです。私たち関東学連も2024年4月1日から一般社団法人として新たなスタートを切り、より一層のガバナンス強化に努めております。さらに、今年7月から8月にかけて行われたパリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会やさまざまな国際大会に関東学連所属選手やOB・OGの選手が多数参加し、日本における国際競技力の向上に寄与し「関東学連から世界へ」という努力目標を実現いたしました。
私は、大会運営を学びたいという思いから学連幹事として活動することになりましたが、学生の本分は学業であること、大学が遠方にあるため週5日は事務所に通えないこと、順大には公欠の制度がないこと等の理由で、学連の役員をされている本学の先生より「学連幹事をやるなら常任幹事ではなく幹事で」とのアドバイスを受け、大会担当や大会派遣、合宿帯同等のない幹事として活動をしております。逆にそれによって担当部署や活動が制限されることもあり、ジレンマを抱えることもありました。さらに、上級生になって主任を任されることが多くなり、学業や就職活動との両立や、今やるべきこと、優先順位の付け方に悩むことも増えました。そのような中でも、学連幹事の活動を続けていられるのは、周りの人たちの的確なアドバイスや協力のおかげだと日々感謝しております。
私は、今大会も小田原中継所を担当する予定です。前回大会は冷たい雨の降るとても厳しいコンディションでの往路4-5区となりましたが、今回は天候に恵まれることを切に祈念いたします。箱根駅伝に関わるすべてのみなさまが笑顔で大会を終えられますよう、アスリートセンタードで臨みます。よろしくお願いいたします。最後までお読みいただきましてありがとうございました。