駅伝ひろばをご覧の皆さま、はじめまして。一般社団法人関東学生陸上競技連盟で幹事を務めると共に公益社団法人日本学生陸上競技連合で常任幹事を務めております、東洋大学健康スポーツ科学部1年の河本賀帆と申します。
大学では、解剖学や生理学など身体の構造、スポーツにおけるビジネス戦略、さらにはスポーツを哲学するなど様々な観点から「スポーツ」について学んでいます。
さて、木の葉も散り寒さが身に堪える季節となりましたが、学連幹事でありながらも一箱根駅伝ファンとしては身体中に燃えたぎるようなエネルギーを感じております。
今回は私が関東学連そして日本学連の一員になろうと思った経緯についてお話できればと思います。私は中学と高校で陸上競技部に所属していました。走るのが大好きで中学生の頃は朝5時に起き、父の自転車伴走に合わせて夏は2.5km、冬は5kmを走ってから登校するのが日課でした。高校でも陸上競技を続けていましたが、持病の影響により思うように練習や大会に参加できなくなりました。そんなある年のオリンピックをテレビで観戦していた時、桐生祥秀選手がトレーナーからマッサージを受けている映像が目に留まりました。そこで、スポーツには「する」「見る」だけでなく「支える」があることに気づき、将来はアスリートをサポートするアスレティックトレーナーという仕事に就きたいと考えるようになりました。それに向け、大学ではスポーツについて知識を深めるとともに、6年間選手として競技を続けてきた経験を活かし、かつ自分の将来の夢への可能性を広げるべく学連幹事に立候補いたしました。
学連幹事となった現在、現役の時には感じられなかった裏方への感謝を抱くようになりました。選手がベストな走りをするには、選手自身が努力するだけでなく周りの人の支えが必要不可欠です。私が関東学連、日本学連で活動する4年間で1人でも多くの選手がベストパフォーマンスを発揮できるような大会運営に努めます。
箱根駅伝当日はスタート・フィニッシュを担当する予定です。1月3日の大手町が笑顔と感謝で溢れるよう、私たち学連幹事も準備を進めてまいります。沿道やテレビの前から新春の箱根路を駆ける選手へ、温かい応援のほどよろしくお願いいたします。