駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.269

第4回「経験を糧に」

加納 咲楽

 駅伝ひろばをご覧の皆様、こんにちは!関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、早稲田大学2年の加納咲楽と申します。

 学連幹事として活動を始め、この学連日記を書くことも2回目となりました。まだまだ勉強させられることが多い状態ではありますが、日々の業務にも慣れ、この1年間での成長を感じております。

 今年度1番印象深いことは、関東大学女子駅伝対校選手権大会の大会担当を務めたことです。昨年度、箱根駅伝を支える側から経験したことで、もっと駅伝の運営方法について理解したいと強く感じました。関東大学女子駅伝対校選手権大会は、箱根駅伝の「兄妹駅伝」と言われるように大きく育つことを祈念して誕生した大会であり、本大会を通して、駅伝に対する運営知識を深めたい、箱根駅伝に還元できるような学びを習得したいと思い、今回立候補しました。

 今大会は、3年ぶりのロードレース、さらに新コースでの開催であったため、運用方法や資料の一新が求められ、先生方や先輩、同期から多くのアドバイスをいただいた上で運用方針を固めていきました。女子駅伝の運用方法を思案すればするほど、また資料作成の参考に箱根駅伝の運用方法を確認すればするほど、箱根駅伝の規模の大きさを実感するとともに、公道を使用して大会運営することの大変さ、多くの方の支えがあってこその開催であることを改めて痛感いたしました。大会担当者として、すべてにおいて完璧か、満足かと言われれば今になればこうしたほうが良かった等の悔やみがないとは言い切れませんが、その時の私の最大限で尽力することはでき、貴重な体験をさせていただけたと思っております。

 私にとって思い入れの強い大会となりましたが、先日の反省会議をもって一連の責務が全て無事終了いたしました。はじめて関係各所に挨拶回りに伺った6月の際には考えられないほど、あっという間で濃密な5か月間を過ごすことができました。大会に関わってくださったすべての皆様に重ねて感謝申し上げます。

 箱根駅伝では、前回大会に引き続き鶴見中継所を担当する予定です。前回大会の経験や女子駅伝での反省を糧に、残り2か月間ほど準備に努めてまいります。引き続き、皆様のご支援をお願いいたします。

 最後までご覧いただきありがとうございました。