箱根駅伝

駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.390

第13回「理想と現実」

前田 諒大

駅伝ひろばをご覧の皆さま、初めまして。一般社団法人関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、立教大学1年の前田諒大です。

 私は、幼い頃からスポーツ観戦が好きで、野球、相撲、ラグビー、バレーボールなど様々なスポーツを観戦してきました。その中でも箱根駅伝は、祖父の影響もあり、物心ついたときからテレビに食いつくように見ていました。誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントは全て箱根駅伝のグッズを頼み、12日、3日にはテレビに釘付けになるほど熱中する、私にとって年に1度の一大イベントでした。そんな中、箱根駅伝は学生主体の団体が主催することを高校時代に知り、地元鹿児島県から関東学連の学連幹事となることを目標とし、受験勉強に励みました。無事大学に入学し、目標としていた学連幹事になることができました。

学連幹事として業務を始めるにあたって、業務をスムーズに行うことを理想として掲げていました。しかし、第36回関東学生新人陸上競技選手権大会 兼 関東学生リレー競技会で表彰を担当しましたが、選手が表彰台でメダルや賞状を受け取るという当たり前の光景を作り出すために多数の段階があり、緻密な連携がなされているのだと気づかされました。スムーズに業務を行うために計画を立てながら準備を進めましたが、思うように進まず、先輩方に頼ってばかりになってしまいました。大会当日も準備不足が多く、理想としていた表彰を行うことができませんでした。この大会で、私は自身の力不足を実感し、理想に近づくための私自身への「宿題」が明確になりました。表彰以外の他の業務も思うように行動ができず、私自身に憤ることもありますが、業務を通じて成長も実感しております。

さて、箱根駅伝当日は鶴見中継所を担当する予定です。初めて学連幹事として迎える箱根駅伝ですが、先輩方の力を借りながら準備して参ります。

 次回は、私の同期である山下和沙です。のんびりとした雰囲気は彼女の魅力のひとつだと思います。次回もぜひご期待ください。

拙い文章となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。箱根駅伝当日は選手への温かい応援の程、よろしくお願いいたします。